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2023年1月23日
TOEIC®L&Rで700点は就職や転職に有利となるスコアとされるため、700点の取得を目指す方は少なくありません。TOEIC®L&Rの平均スコアは600点弱のため、700点は受験者全体より高いレベルに入ります。とは言っても、700点は具体的にどのくらいの英語レベルに位置するのでしょうか。
当記事では、TOEIC®L&Rの700点の英語力や700点を取得する勉強法、メリットについて解説します。TOEIC®L&Rで700点の取得を目指す方は、ぜひお役立てください。
目次
TOEIC®L&R 700点は、英語力としては中級程度と言われています。
「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」では、TOEIC®L&R 730点を、A~Eの5段階評価のうちBレベルと位置付けています。Bレベルは、どのような状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えているという評価です。
(出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」)
正確さや流調さには個人差があり、文法上の誤りが見られることもありますが、日常会話やビジネスシーンで支障なく意思疎通ができる英語レベルと考えてよいでしょう。
なお、2021年度のTOEIC®L&Rの平均スコアは611点でした。700点を狙うには、全体平均をやや上回る英語力が求められるものの、勉強をすれば目標を達成できる可能性は十分にあります。
(出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧」)
文部科学省によると、TOEIC®L&R 550点以上は英検®における2級レベル、785点以上は準1級レベルに相当するとされています。
(出典:文部科学省「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」)
これから勉強を重ねて700点を目指す方は英検®2級レベル、余裕で700点台をとって800点台を目指せる方は英検®準1級レベルと考えるとよいでしょう。
ただし、TOEIC®L&Rと英検®では試験内容や受験方法が異なるため、スコア換算によるレベルが必ずしも一致するわけではない点に注意が必要です。
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2021年度のTOEIC®L&Rの平均スコアは611点で、695点以上をとれている受験者の割合は33.3%でした。また2022年11月に行われた第309回の結果では、受験者数31,770人のうち745〜795点を獲得した人は2,458人で、全体の7.7%程度いました。
2021年度は受験者の3割超が695点以上のスコアをとれていることから分かる通り、勉強を重ねれば、700点以上をとることは決して不可能ではありません。
(出典:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「平均スコア・スコア分布 詳細(2022年11月20日 午後))
ここでは、TOEIC®L&Rで700点をとるための学習法を詳しく解説します。
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TOEIC®L&Rで700点をとるには、高校レベルの基本的な英文法をしっかりとマスターする必要があります。600点までは比較的簡単にとれた場合でも、高校英文法があいまいだと、それ以上スコアが伸びないこともあるため注意しましょう。
TOEIC®L&Rで700点を目指す場合、応用の文法まですべて完璧にする必要はありません。まずは下記のような、基本的な時制や品詞のルールを理解することが大切です。
など…
上記の範囲で、文法にあいまいな部分がある方やいつも感覚で問題を解いている方は、参考書や公式問題集、アプリなどを活用して文法のルールをおさらいしましょう。
短文穴埋め問題であるPart5を繰り返し学習し、正答率を上げましょう。Part5は基礎力があれば、スコアを楽に稼ぎやすいパートです。
700点以上を目指す場合、Part7の英文読解に充てる時間を残すために、回答時間を短縮することも重要です。具体的には、Part5を10分程度で解くことを意識しましょう。
正答率を上げると同時に回答時間を短縮することで、他の部分に回せる時間が多くなり、スコアアップにつながります。
頻出単語と間違えた英単語を覚え、単語力を伸ばすことも大切です。単語力は、英語の問題をスムーズに解くための土台です。特に、英文を読んでいて分からない単語が多いと感じる場合は、単語の暗記に力を入れましょう。
市販の参考書には、TOEIC®L&Rでの頻出単語や目標とするスコア別に覚えるべき単語がまとめられているものもあるため、ぜひ活用してみてください。
700点を狙うには、制限時間も意識するのがおすすめです。たとえばリーディングパートでは、下記のような時間配分を目安にするとよいでしょう。
Part5とPart6はスピーディに終わらせ、Part7を解く時間を残すことがポイントです。学習の際は制限時間を意識して問題を解き、自身に最適な時間配分や感覚を掴みましょう。
単語を覚える際は、発音やアクセントも一緒に覚えましょう。発音やアクセントをおろそかにすると知っている単語でもうまく聞きとれず、リスニング力が伸びません。
発音・アクセントは、ネイティブスピーカーと話しながら覚えるのが効果的です。リスニングパートの試験対策として、オンライン英会話を利用してみるのもよいでしょう。
オンライン英会話を利用すれば、発音・アクセントが身につくのに加えて実際に会話の中で英語を使う練習にもなります。
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TOEIC®L&Rで700点をとるために必要な勉強時間は、現時点での英語力や学習方法により異なります。ただし、一般的にはスコアを100点アップするのに200〜300時間程度の英語学習が必要とされています。
700点をとるのは決して不可能ではありませんが、短期間の学習で簡単に取得できるスコアでもありません。
ここでは、学習を重ねてTOEIC®L&Rで700点をとるメリットを3つ紹介します。
TOEIC®L&R 700点をとることで、就活や転職を有利に進められる可能性があります。グローバル化が進む中、近年では大企業だけでなく中小企業でも英語力を求めるケースが増えているためです。
TOEIC®L&R 700点は、ビジネスシーンでも英語で意思疎通ができると判断されるスコアであり、持っていれば英語力のアピール材料として役立ちます。
TOEIC®L&R 700点を取得することで、仕事の幅も広がります。700点をとれば、ビジネスシーンでも通用する英語力があると判断されるためです。
たとえば、就活・転職の際に700点レベルの英語力があれば、外資系企業や商社など英語力が必要な企業を応募の選択肢に含められます。国内企業でも、海外部門への異動や海外勤務が叶う可能性が高まります。
海外と関わる仕事をしたい方には、特に大きなメリットと言えるでしょう。
TOEIC®L&R 700点をとることで、企業での昇進・昇給につながることがあります。企業では、昇進・昇給の条件としてTOEIC®L&Rのスコアを設定しているケースがあるためです。
企業の方針にもよりますが、一般的には700点程度のスコアがあれば、昇進・昇給の条件をクリアできることが多いです。
TOEIC®L&Rでの700点は、英語では中級程度に値し、どのような状況でも支障なく意思疎通ができる英語レベルです。英検®では2級から準1級レベルに相当し、高いレベルであることが分かります。
700点をとるには、基礎の文法を十分に理解すること、短文穴埋め問題であるPart5の正答率を上げることが大切です。単語は発音とアクセントも一緒に覚えることで、リスニング力も伸ばせます。
発音やアクセントは、ネイティブスピーカーのリアルな発音を聞いて覚えるのが効果的です。ECCオンラインレッスンでは自宅にいながら、ネイティブスピーカーとTOEIC®L&Rの対策に取り組めます。単語力やリスニング力にお悩みの方は、ぜひ無料体験レッスンからお試しください。
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