コラム

英検®4級は5級に比べて出題問題の内容がより実用的になります。身近なトピックを題材に、読解問題が加わるのも特徴です。英検®において5〜3級は基礎力を定着させることを習得目的としているため、今後の英語学習のためにも基礎をじっくり磨く・鍛えることが大切になります。

当記事では、英検®4級に必要な単語のレベルや単語の勉強法、またよく出る頻出単語を紹介します。英検®4級の資格を取りたい方や、受験するか迷っている方は、ぜひご一読ください。

目次

• 1.　英検®4級に必要な単語レベル


• 2.　英検®4級でよく出る単語
• 2-1.　規則動詞
• 2-2.　不規則動詞
• 2-3.　学校の勉強に関する単語（名詞）
• 2-4.　場所や建物に関する単語（名詞）
• 2-5.　職業に関係する単語（名詞）
• 2-6.　そのほかの単語（形容詞・副詞）
• 3.　英検®4級の単語の勉強法
• 3-1.　発音と一緒に覚える
• 3-2.　イラストで覚える
• 3-3.　声に出して覚える


• まとめ

1.　一から英語を勉強したい際にはじめにやるべきこと

英検®4級の合格に必要な単語のレベルは、中学英語の中級程度です。中学の英語における中級とは、中学2年生までに習う英単語の範囲を指します。英検®4級では、英単語を理解するだけでなく、英単語を用いて表現することが求められます。問題内容は、英検®5級に合格した方が次に受ける試験として、基礎的な内容を中心に構成されています。

ここでは、英検®4級の試験内容を解説します。

測定技能	検定時間	問題数	課題詳細
リーディング（筆記）	35分	35問	・文脈に合わせた語句の選択 ・会話文の穴埋め ・語句の並べ替え ・長文の内容に関する質問への解答
リスニング	30分	30問	・録音された会話の内容に対する解答
スピーキング	4分	5問	・指定された文章の音読と内容に対する解答 ・受験者自身に関する日常生活への質問についての解答

スピーキングテストはリーディング・リスニングと同時に行われるものの、級の合否に関係がありません。しかし、スピーキングテストに合格した場合、スピーキングテスト合格という認定が貰えるため、初級レベルの英語が話せるという自信につながるでしょう。

（出典：公益財団法人日本英語検定協会「英検4級の試験内容」）

（出典：公益財団法人日本英語検定協会「英検4級の試験内容・過去問」）

2.　英検®4級でよく出る単語

英検®4級の合格レベルに必要な単語数はおよそ800〜1300語です。主に中学2年生までに習う単語・熟語・定型文が出題されます。単語の種類として電話・家庭・学校などの公共施設での場面が多く、友達との会話・道案内・食事など場面に関連した話題が出題されます。

ここでは、英検®4級でよく出る単語について紹介するため、英検®4級の資格取得を目指している方は受験対策としてぜひ参考にしてください。

2-1.　規則動詞

規則動詞とは、動詞の後ろに「～d」または「～ed」を付けると、過去形・過去分詞形に変化する動詞です。一定の規則に沿って語形が変化するため、規則動詞と呼ばれています。

規則動詞の代表的なものとして、下記の単語が挙げられます。

原型	過去形	過去分詞形	意味
ask	asked	asked	聞く
call	called	called	～を呼ぶ
close	closed	closed	～を閉める
enjoy	enjoyed	enjoyed	～を楽しむ
happen	happened	happened	起こる
like	liked	liked	～が好き
look	looked	looked	～を見る
live	lived	lived	住む
play	played	played	～をする
start	started	started	～をはじめる

2-2.　不規則動詞

不規則動詞とは、規則性がなく過去形・過去分詞形に変化する動詞です。原型・過去形・過去分詞がすべて同じものや、それぞれが異なるものなどさまざまな種類があるため、覚える際は間違いのないようにしましょう。

不規則動詞の代表的なものとして、下記の単語が挙げられます。

原型	過去形	過去分詞形	意味
cut	cut	cut	切る
set	set	set	並べる・置く
let	let	let	～させる
break	broke	broken	壊す
fly	flew	flown	飛ぶ
take	took	taken	取る
come	came	come	来る
run	ran	run	走る
buy	bought	bought	買う
make	made	made	作る
keep	kept	kept	保つ

2-3.　学校の勉強に関する単語（名詞）

ここでは、英検®4級で出題されやすい学校の勉強に関する単語を紹介します

単語	意味
art	美術
Japanese	国語
math	数学
science	理科
social studies	社会
dictionary	辞書
report	レポート
test	テスト
eraser	消しゴム
gym	体育館
elementary school	小学校
junior high school	中学校
high school	高校
college	大学
uniform	ユニフォーム

2-4.　場所や建物に関する単語（名詞）

下記は英検®4級を受験する際に覚えておきたい、場所や建物に関する単語です。

単語	意味
library	図書館
post office	郵便局
restaurant	レストラン
department store	デパート
supermarket	スーパー
theater	映画館
gas station	ガソリンスタンド
hospital	病院
dentist	歯医者
airport	空港
museum	美術館
bank	銀行
kitchen	台所
bathroom	お風呂
bedroom	寝室

2-5.　職業に関係する単語（名詞）

ここでは、英検®4級で重要となる職業に関係する単語を紹介します。

単語	意味
teacher	教師
doctor	医者
nurse	看護師
actor	俳優
actress	女優
model	モデル
designer	デザイナー
singer	歌手
scientist	科学者
pilot	パイロット
farmer	農家
barber	床屋
firefighter	消防士
driver	運転手

2-6.　そのほかの単語（形容詞・副詞）

英検®4級を受験する際に覚えておきたい形容詞・副詞を紹介します。

●形容詞

単語	意味
angry	怒った
best	最高の
difference	異なる
excited	興奮した
famous	女優
model	有名な
glad	嬉しい
other	ほかの
same	同じ

●副詞

単語	意味
ago	以前
around	～の周りを
outside	外側に
quietly	静かに
someday	いつか
tonight	今晩

3.　英検®4級の単語の勉強法

英検®4級の穴埋め問題は、英文の一部分が空欄になっていて、4つの選択肢の中から該当する単語を選ぶ形式が主流です。穴埋め問題を解く際には、いかに選択肢の単語の意味を知っているかが鍵を握ります。

ここでは、英単語対策におすすめの勉強法を3つ紹介します。効率よく単語を覚えたい方はぜひ参考にしてください。

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3-1.　発音と一緒に覚える

単語学習をする場合は、スペルだけでなく発音も合わせて覚えましょう。単語と正しい発音を同時に記憶すると、リーディング力とリスニング力・スピーキング力が同時に養われます。英検®4級の学習を通して実践的に英語を使えるようになるためにも、単語のスペルと発音はセットで覚えるのが大切です。

単語学習教材を選ぶ際は、テキストに付属の音声CDが付いているものがおすすめです。音声CDがない教材の場合は、英単語アプリなどを用いて正しい発音を覚えましょう。友達同士で発音のチェックをし合うのも効果的です。

3-2.　イラストで覚える

単語とイラストをセットで覚えると、単語の意味を映像として記憶できます。たとえば、難しい単語を覚えようとした場合、やみくもに暗記するだけではなかなか覚えられません。覚えられない単語が出てきた際は、イラスト付きの英単語帳や参考書を活用し、写真やイラストと結び付けて覚えましょう。インターネットで単語を画像検索するのもおすすめです。

万が一単語が思い出せない場合でも、頭の中で写真やイラストが思い出せれば、記憶を辿り単語を思い出せる可能性が高まります。1つの記憶だけでなく2つの記憶を結び付けて覚えることで、単語が記憶に定着しやすくなります。英単語テストを繰り返し行い、覚えづらい単語はイラストで覚える学習法を試してみましょう

3-3.　声に出して覚える

単語を効率よく覚えたい場合は、声に出して覚える勉強方法がおすすめです。音読は文字を視覚と聴覚を同時に使い覚えられるため、記憶の定着が早いと言われています。歌を歌うようにリズムを付けて音読することで、歌を覚えるような感覚で楽しく学習できるでしょう。

声に出して覚える際は、言葉の意味を繰り返し考えながらなるべく大きな声で読むと記憶しやすいです。目の前で会話している相手を思い浮かべるなど、実際のシチュエーションを模して練習することで、より記憶が定着しやすくなるでしょう。

まとめ

英検®4級に必要な単語は、中学2年生までに行う英単語の範囲です。試験では英単語を理解するだけでなく、英単語を用いて表現することが求められます。主に電話・家庭・学校などの日常生活や、友達との会話や道案内、食事など場面に関連した話題が出題されます。

単語は単語のまま覚えるのではなく、発音やイラストとセットで覚えるのが効果的です。見たり聞いたり、声に出したり、五感を活用して覚えることで記憶に残りやすくなるでしょう。

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