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2023年1月6日
日本語と英語の発音のルールは異なるため、発音が苦手で英語を話すことに自信を持てなくなっている方もいるでしょう。英語の音は日本語に比べて多く、たとえば「a」だけでも単語によって発音が違うことがあります。英語の読み方が分かれば、英語を話すことへの自信が増えて、もっと英語を楽しめるようになります。
当記事では、英語の読み方が難しい理由と英語の読み方のルール、発音記号について解説します。英語の読み方にお悩みの方は、ぜひお役立てください。
目次
T英語には読み方に関する複数のルールがあります。単語や文章を正しく発音するにはそれぞれのルールを正しく理解しなければならず、ルールの複雑さから英語を読むことに苦手意識を感じる人も少なくありません。
英語の読み方が難しい理由には、読み方のルール以外にもさまざまな要因が挙げられます。ここでは、英語の読み方を難しく感じる3つの理由について詳しく解説します。
日本語は、世界の言語の中でも音の数が非常に少ないのが特徴です。英語は日本語と比較すると音の数が多い分、日本語にはない音も数多く存在します。
日本人の話す英語がネイティブに通じない理由の1つは、日本語にない音をカタカナ英語に変換していることです。長年日本語を話していると口や舌が日本語に慣れてしまい、英語を発音するための動き・使い方が難しくなります。
英語では1つのスペルにさまざまな読み方があるため、スペルを見ただけで正しい読み方を判断することは不可能です。
日本語の場合、ひらがな1文字につき1音を覚えておけば、初見の単語でも正しい音で読み上げられます。対して、英語では1つのスペルに対して複数パターンの読み方を頭に入れる必要がある上、初見の単語は読み方を調べなければ音が分かりません。
読み方のルールを学ぶことで、ある程度はスペルと音を結びつけて予想できるものの、初心者には難易度が高いと言えるでしょう。
英語はスペルと音の関係が非常に複雑です。部分的に同じスペルが使われている場合でも、単語によって読み方が異なるケースも少なくありません。
日本語では、「あ」という文字はどのような単語に組み込まれていても「あ」という音で読み上げます。しかし、英語の場合「apple」と「tea」の2つの単語を比較すると、それぞれで「a」の読み方が異なります。
文字の読み方と単語のイントネーションのみを押さえればよい日本語とは違い、英語では単語ごとに読み方を覚えることが必要です。
英語を正しく読むには、読み方のルールを十分に理解しなければなりません。
たとえば、単語中の特定の音節を強く発音するルールを「アクセント」と呼びます。英単語には、それぞれ1〜2つのアクセントがあります。もっとも強く発音する音節が第1アクセント、次に強く発音する音節が第2アクセントです。
アクセントの位置は発音記号で確認可能です。第1アクセントには「é」のように左下に伸びる記号が、第2アクセントには「è」のように右下に伸びる記号がつけられます。
ここでは、アクセント以外の読み方のルールを4つ紹介します。
音声変化とは、単語と単語のつながりで起こる音の変化です。 ネイティブスピーカーのような自然なスピードで英語を話すと、音がつながったり合わさったりして音声変換が起こります。音声変化をマスターすることで流暢な英語を話せます。
音声変化の種類は、以下の3つです。
フォニックスとは、スペルと音を結びつけるルールです。英語圏に住むこどもたちが効率的に母国語を学ぶための学習法として使われています。
英語はスペルと音が一致しないのが特徴の1つですが、スペルごとにある程度の読み方のパターンが存在します。フォニックスでスペルと音の関係を学べば、多くの単語において「スペルから音」「音からスペル」を正しく推測することが可能です。
日本の英語学習でも、中学生までに学ぶ基礎単語の多くをフォニックスの学習法でカバーできます。
発音記号とは、単語の読み方を表す記号です。発音記号は、ひらがなのように読み方が決められています。そのため、発音記号を覚えることにより、初めて見る単語でも正しい音で読むことが可能です。
多くの単語帳や辞書では英単語の横に、[]などで発音記号が記されています。発音記号を見て正確に発音するスキルを身につければ、単語単位での正確な発音が叶います。
イントネーションとは、発音の抑揚です。英語も日本語と同じく、イントネーションによって文章の持つ意味やニュアンスが変化します。
イントネーションの種類は、「上がり型」と「下がり型」の2種類です。それぞれの使い分けのルールは下記の通りです。
英語には、日本語と同じように母音と子音が存在します。
日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、英語の母音ではそれぞれの音をさらに何通りかの発音に分類しています。また、日本語では子音は母音に付随する形で存在するのに対し、英語の場合は子音のみで発音する音も多いのが特徴です。
下記では、母音・子音の発音記号について解説します。
母音の種類別の発音記号・特徴は、以下の通りです。
●短母音
短母音とは、短く発音する母音です。短母音は7種類あり、すべて発音記号1つで表記されるのが特徴となります。
●長母音
長母音とは、長く発音する母音です。長母音の後にくる子音の種類によっては、短母音より短く発音するケースもあります。
●二重母音
二重母音とは、2つの母音を連続して発音する母音です。二重母音は複合母音や重母音とも呼ばれます。
子音の種類別の発音記号・特徴は、以下の通りです。
●閉鎖(破裂)音
閉鎖(破裂)音とは、口を閉じた状態で破裂させるようにして出す子音です。弾くようにして音を出したり、「ッ」をつけるイメージで発音したりします。
●摩擦音
摩擦音とは、空気の通り道を狭めることで摩擦を起こして発音する子音です。
●破擦音
破擦音とは、破裂音・摩擦音を組み合わせて同時に発音する感覚で音を出す子音を指します。
●鼻音
鼻音とは、口を閉じた状態で出す子音です。音が鼻から抜けるようなイメージで発音します。
●側音
側音とは、舌先を歯茎につけて出す子音です。舌の側面から息が抜けるイメージで発音します。
●半母音
半母音とは、母音・子音のどちらの特徴も有する子音です。半母音は「わたり母音」とも呼ばれます。
英語の読み方が難しい理由は、日本語にない音があったり、1つのスペルに対して複数の音があったり、単語によって音が変化したりするためです。
音の読み方にはいくつかルールがあり、発音記号がルールの1つです。発音記号は母音と子音に分かれ、母音は短母音、長母音、二重母音に分かれます。また子音も閉鎖音、摩擦音、破裂音、鼻音、側音、半母音と細分化されます。発音記号を覚えることで初めて見る単語も正しく読むことができるでしょう。
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