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コラム

コングラッチュレーションの意味はおめでとう?基本的な使い方を解説

2023年08月28日

コングラッチュレーションの意味はおめでとう?基本的な使い方を解説

相手の誕生日や結婚・出産などを祝うとき、日本語では「おめでとう」と伝えることが基本です。この「おめでとう」を外国人の相手に伝えるとき、「Congratulation(コングラッチュレーション)」という英単語を使用する方も多くいるでしょう。
コングラッチュレーションでもお祝いの気持ちを相手に伝えることは可能ですが、厳密に言うと「おめでとう」の意でコングラッチュレーションを使用するのは間違いです。
当記事では、コングラッチュレーションの意味や基本の使い方などを紹介します。英語での「おめでとう」を幅広いシーンで適切に使いこなせるようになりたいという方は、ぜひ参考にしてください。

    目次

  • 1. コングラッチュレーションの意味はおめでとう?
    • 1-1. 単数形と複数形で異なる意味
    • 1-2. コングラッチュレーションズが用いられる場面

  • 2. コングラッチュレーションズの基本的な使い方

  • 3. コングラッチュレーションズが使えない場面はある?

  • 4. コングラッチュレーションズ以外にも使えるお祝いの表現

  • 5. コングラッチュレーションズはカジュアル・フォーマルで使い分けられる!
    • 5-1. カジュアルなシーン
    • 5-2. フォーマルなシーン

  • まとめ

1. コングラッチュレーションの意味はおめでとう?

「おめでとう」という言葉は、日常生活やビジネスシーンなど幅広い場面でよく出てくる言葉です。英語で「おめでとう」は、基本的に「Congratulations」という言い方をします。読み方は「コングラッチュレーションズ」ですが、日本人にとって発音の難しい「R」と「L」が入っているため、カタカナ英語でそのまま伝えても海外の方には通じない可能性もあります。

ここでは、Congratulationの単数形と複数形で異なる意味や、Congratulationsが用いられる場面を解説します。

1-1. 単数形と複数形で異なる意味

英語では、お祝いをはじめとした感情を表す言葉に複数形を使用することが基本です。したがって、「おめでとう」は複数形のコングラッチュレーションズを用います。

単数形であるコングラッチュレーションは、お祝いという意味の名詞です。そのため、相手を祝う気持ちで「Congratulation」と伝えると、お祝いの気持ちこそ伝わっても、相手にとっては祝われている感覚がなくなったり、場合によっては失礼にあたったりすることに注意しなければなりません。

例として、相手に感謝の気持ちを伝えるときは、基本的に「Thank(サンク)」ではなく「Thanks(サンクス)」を使うことが一般的でしょう。相手に違和感を覚えさせないために、そしてしっかりとお祝いの気持ちを届けるためにも、英語で「おめでとう」を伝えるときは「s」をつけ忘れないようにすることが大切です。

1-2. コングラッチュレーションズが用いられる場面

コングラッチュレーションズは、英語表記における定番のお祝いフレーズですが、どのようなお祝いの場面でも使用できる単語ではありません。

コングラッチュレーションズの使用に適したシーンは、入学/卒業式・試験合格・昇進・出産などを祝う場合が代表的です。分かりやすく説明すると、「相手が何らかの努力をした結果生じた出来事に対して祝電・お祝いメッセージを送るとき」には、コングラッチュレーションズを用いることとなります。

2. コングラッチュレーションズの基本的な使い方

コングラッチュレーションズは単体でも使用できますが、基本的には「Congratulations + on + 名詞」と「Congratulations + on +動詞(~ing)」の文法を用いることとなります。ここでは、2つの文法を用いた英語の例文を紹介します。


【2つの文法を用いた例文一覧】

■Congratulations + on + 名詞

・「Congratulations on your marriage.」(結婚おめでとう)

・「Congratulations on your new job.」(転職おめでとう)

■Congratulations + on +動詞(~ing)

・「Congratulations on passing the exam」(試験の合格おめでとう)

・「Congrats on graduating.」(卒業おめでとう)

3. コングラッチュレーションズが使えない場面はある?

前述の通りコングラッチュレーションズは、相手が何らかの努力をした結果生じた出来事に対してお祝いの気持ちを伝えるときに使用する英語フレーズです。そのため、新年や誕生日の祝辞など、努力をせずとも自然に迎えられるようなイベントを祝う場面には適していません。

自然に迎えられるようなイベントにおいては、「Happy」という表現パターンを用いることが基本です。ここでは、Happyを使った「おめでとう」の英語例文をいくつか紹介します。


【Happyを用いた例文】

・「Happy 50th Birthday.」(50歳のお誕生日おめでとう)

・「Happy wedding anniversary.」(結婚記念日おめでとう)

・「Happy New Year.」(あけましておめでとう)

・「Happy Halloween.」(ハッピーハロウィン/ハロウィンの挨拶)

・「Happy Valentine's Day.」(ハッピーバレンタイン/バレンタインの挨拶)


なお、結婚式や結婚記念日の祝辞に関してもコングラッチュレーションズは適切ではありませんが、「実際に言われても気にしない」という方が大半です。フランクに話せる相手であれば特に、気分を害されることはほとんどないでしょう。

ただし、新婦に対してのコングラッチュレーションズは「努力して彼を射止めたね」という意味にも捉えられてしまうため、なるべく避けておきましょう。

4. コングラッチュレーションズ以外にも使えるお祝いの表現

英語で「おめでとう」は、「Congratulations」や「Happy」のほかにも「Best wishes」という言葉で表現できます。前述の通り「Best wishes」は、相手の成功や幸せを願う気持ちも伝えたいときに使用するフレーズです。

コングラッチュレーションズと同様に、自身の気持ちをあらわにすることから複数形で伝えることが基本となります。具体的な例文は、下記の通りです。


【Best wishesを用いた例文】

・「Best wishes for your wedding.」(結婚式が素敵なものになりますように)

・「Please send him my best wishes.」(彼によろしくお伝えください)

・「Best wishes for your new career.」(新しい仕事での成功をお祈りしています)

5. コングラッチュレーションズはカジュアル・フォーマルで使い分けられる!

コングラッチュレーションズは、カジュアルなシーンはもちろん、フォーマルなシーンでも使用できるマルチな表現方法です。しかし、各シーンにおいて「Congratulations」の使い方や前後の文法が大きく異なることに気を付けておかなければなりません。

ここからは、コングラッチュレーションズを用いた適切な文章を、カジュアルなシーンとフォーマルなシーンに分けてそれぞれ詳しく紹介します。

5-1. カジュアルなシーン

フランクに接することのできる友達などに対して「おめでとう」を伝えるときは、「Congratulations」の短縮形である「Congrats(コングラッツ)」を使用することが定番です。スラング表現として、カジュアルなシーンでよく用いられます。


【カジュアルなシーンにおけるCongratsの例文】

・「Congrats on your graduation from high school.」(高校の卒業おめでとう)

・「Congrats on your 20th birthday.」(20歳のお誕生日おめでとう)

・「Congrats on passing college.」(大学受験合格おめでとう)

5-2. フォーマルなシーン

取引先の社員や上司など、丁寧な口語表現が求められる相手に対して「おめでとうございます」と伝えるときは、Congratulationの動詞形である「Congratulate(コングラッチュレート)」を使用するとよいでしょう。


【フォーマルなシーンにおけるCongratulateの例文】

・「I’d like to congratulate you on your new business.」(開業おめでとうございます)

・「I’d like to congratulate you on your promotion.」(昇進おめでとうございます)

・「I congratulate you on your success.」(ご成功おめでとうございます)

まとめ

英語表記での「おめでとう」は、単数形の「Congratulation(コングラッチュレーション)」ではなく、複数形の「Congratulations(コングラッチュレーションズ)」が定型表現です。

しかし、使用する場面によっては「Happy」や「Best wishes」を用いたり、カジュアルなシーンでは短縮系、フォーマルなシーンでは動詞形を用いたりすることも覚えておきましょう。

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