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コラム

【例文付き】wouldの意味と使い方を分かりやすく解説!used toとの違いも

2024年12月23日

【例文付き】wouldの意味と使い方を分かりやすく解説!used toとの違いも

「would」は、日本語にすると「~だろう」「~したい」など、さまざまな意味に訳せる単語です。しかし、その多様な意味と使い方ゆえに、混乱してしまう人やうまく使いこなせなせているか自信がない人もいるのではないでしょうか。

当記事では、「would」の意味を、「used to」との違いなどを具体的な例文を交えながら分かりやすく解説します。「would」と「used to」をいつもごっちゃにしてしまう方も、この記事を読んでぜひ理解してみてください。

    目次

  • 1. wouldの意味と使い方を例文付きで解説
    • 1-1. 可能性と推量を表す使い方「~だろう」
    • 1-2. 過去の習慣「~したものだ」
    • 1-3. 仮定法「~したであろう」
    • 1-4. 丁寧な依頼や提案「~したい」「~していただけませんか」
  • まとめ

1. wouldの意味と使い方を例文付きで解説

「would」は「will」の過去形というイメージが強いですが、実際には非常に幅広い意味と使い方を持つ助動詞です。丁寧な表現から、過去の習慣、仮定法まで、幅広い場面で活用できます。

1-1. 可能性と推量を表す使い方「~だろう」

「would」が「~だろう」と訳される場合、話者が何かについて確信を持って断言するのではなく、過去の経験や知識に基づいて、ある事柄が起きる可能性が高いと推測していることを表します。未来の出来事に対して、確実性よりも可能性や推量のニュアンスを強く出したい時に用いられます。

「will」が「~するだろう」と訳され、未来の出来事がほぼ確実であることを示すのに対し、「would」は「~するだろう」と訳されても、その出来事が起こる可能性は高いが、必ずしも確実ではないことを示します。特に、話者が控えめに意見を述べたり、仮定的な状況を説明したりする際に用いられるのが特徴です。

英訳和訳
If he practiced more, he would improve quickly.もっと練習すれば、彼はすぐに上達するだろう。
She would probably enjoy the concert.彼女はおそらくコンサートを楽しむだろう。
He would probably be upset if he heard that news.彼はそのニュースを聞いたら、おそらく動揺するだろう。

1-2. 過去の習慣「~したものだ」

「would」は、過去のある時点において繰り返し行われていた習慣や状態を表すときにも使われます。日本語にすると「~したものだ」と訳されることが多いです。この使い方には過去の状況を懐かしく回想するようなニュアンスが含まれています。

この「would」は、過去の特定の期間に、何度も繰り返されていた習慣的な行動を表します。ただし、この用法は話者の個人的な経験を回想する際に使われることが多く、客観的な事実というよりも、主観的な思い出としての意味合いを持っています。

英訳和訳
He would practice the piano every morning before school.彼は毎朝、学校に行く前にピアノの練習をしたものだ。
We would walk to the park and have a picnic in the spring.春には公園まで歩いて行き、ピクニックをしたものだ。
My mother would read me a story before bed every night.母は毎晩寝る前に本を読んでくれたものだ。

また、「よく~した」と訳せる「would」と「used to」ですが、実はニュアンスに少し違いがあります。

「used to」は、過去に習慣的に行っていたが、現在は行っていないことを意味します。この表現には「以前は~していた(けれど今はしていない)」というニュアンスが含まれています。つまり、過去と現在を対比し、過去の習慣が現在では続いていないことを明示する特徴があります。

英訳和訳
I used to play the piano when I was a child.子どもの頃はピアノを弾いていました。(今は弾いていない)
She used to live in Paris, but now she lives in New York.女は以前パリに住んでいましたが、今はニューヨークに住んでいます。
We used to go camping every summer.私たちは毎年夏にキャンプに行っていました。(今は行っていない)

一方で、wouldは過去の習慣を懐かしく回想する意味合いがあります。過去の習慣そのものに焦点を当てており、現在との対比を必ずしも意識しないのが特徴です。

1-3. 仮定法「~したであろう」

「would」は、仮定法と呼ばれる文法構造の中で、現実とは異なる状況や、過去に起こりえなかったことを仮定して話をする際に用いられます。この場合の「would」は、日本語にすると「~したであろう」と訳されることが多く、仮定された状況での結果を推測したり、実現しなかった願望や希望を表現したりする際に使われます。

英訳和訳
If I had known about the traffic, I would have left earlier.渋滞を知っていたら、もっと早く出発していたであろう。
He would have passed the exam if he had studied more.もっと勉強していたら、彼は試験に合格していたであろう。
She would have been there on time if she had taken the earlier train.早い電車に乗っていれば、彼女は時間通りに着いていただろう。

なお、仮定法にはいくつか種類があり、基礎的なものが「仮定法過去」と「仮定法過去完了」です。

種類If節主節意味
仮定法過去過去形(動詞の過去形またはwere)would + 動詞の原形現在の事実と異なる仮定
仮定法過去完了過去完了形(had + 過去分詞)would have + 過去分詞過去の事実と異なる仮定

1-4. 丁寧な依頼や提案「~したい」「~していただけませんか」

「would」は、何かをお願いしたり、提案をしたりする際に、より丁寧で控えめな表現として使われます。日本語にすると「~したい」「~していただけませんか」などと訳され、相手に配慮しつつ柔らかい印象を与える表現となります。「will」よりも控えめで礼儀正しいニュアンスを持っています。

疑問文であれば「Would you + 動詞の原形?」、肯定文であれば「I would like to + 動詞の原形」という形式です。

英訳和訳
Would you mind helping me with this report?このレポートを手伝っていただけませんか?
Would you be able to send me the document by tomorrow?明日までに書類を送っていただけますか?
I would love to hear your opinion on this matter.この件についてあなたの意見を伺いたいです。

まとめ

「would」は、主に「過去の習慣」「丁寧な依頼」「仮定法」などの場面で使われます。例えば、「When I was a child, I would play in the park every day.」(子どもの頃は毎日公園で遊んだものだ。)のように、過去の習慣を表す際に使ったり、「Would you open the window?」(窓を開けていただけますか?)のように、丁寧な依頼をする際に使ったりします。

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