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2023年11月27日
英語には、「類似しているものの意味が大きく異なる表現」が数々存在します。 the number ofとa number ofは冠詞のみが異なり、いずれも数に関係することから混同しやすくなっています。しかし、それぞれ具体的な意味は異なり、きちんと使い分けをしなければ解釈違いを生む可能性があるため注意が必要です。 そこで今回は、the number ofとa number ofそれぞれの意味と違い、さらに使い方や文例を紹介します。the number ofとa number ofの正しい使い方が知りたい・英会話でうまく使いこなせるようになりたいという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
the number ofとa number ofは、いずれも「数」に関する英語表現です。しかし、「the」と「a」の冠詞が異なるだけで、その意味や使い方は異なります。 the number ofとa number ofの大きな違いは、単数扱いか複数扱いかにあります。
例えば、「こどもの数が減っている」という文章は、「こどもの数」という特定の数を示す表現が含まれています。そのため、英文では単数扱いとなるthe number ofを用いて「The number of children is decreasing.」と訳します。
the number ofとa number ofのそれぞれの意味は、下記の通りです。
このように、the number ofとa number ofには意味の違いがあります。「いくつかの」という意味でthe number ofを用いると意図しない解釈が生じる可能性もあるため、それぞれの意味をしっかり把握した上で正しく使い分けましょう。 ここからは、the number ofの意味とa number ofの意味を順に詳しく説明します。
the number ofは、「~の数」を意味する言葉です。「the」は特定のものを指す際に使用する定冠詞であることから、the number ofは「特定の集団の数」を指す言葉と考えると分かりやすいでしょう。 the number ofが単数形扱いとなるのも、特定の集団の数を1つのグループとして捉えることが理由です。
a number ofは、「いくつかの」「多数(複数)の」を意味する言葉です。「a」は不特定のものを指す不定冠詞であることから、the number ofと違って「特定されていない数」を指す言葉と考えると分かりやすいでしょう。 また、似た表現パターンとして「いくつかの」にはseveral、「多数・複数の」にはmanyやa lot ofも用いられます。a number ofは非常に曖昧な表現であり、背景や文脈によっても捉え方は異なるものの、基本的にseveralとmany/a lot ofの中間に位置するニュアンスとなります。
the number ofとa number ofの意味については理解できたものの、双方の正しい使い方がいまいちピンとこないという方も多くいるでしょう。ここからは、the number ofとa number ofの使い方について、それぞれ例文付きで分かりやすく説明します。
the number ofの使い方を正しく知るためにも、まずは例文をチェックしてみましょう。
■the number ofを用いた例文の内容例
the number ofを用いた文章は、「〜の数」を示すthe number of自体が主語となることから、動詞は単数形となる点が大きなポイントです。 例えば、上記例文の1つめの「Since April of this year, the number of tourists visiting Osaka has increased.」においては、単数形の「has increased.」が用いられています。これは、the number ofが含まれた「大阪に観光に来る人の数は」が主語となり、主語全体が単数として扱われるためです。 なお、「Let’s count the number of oranges in the fridge.」のように、ofの後ろに名詞を置く場合は、複数形となる点にも注意しておきましょう。名詞が単数形になっても意味は伝わるものの、文法としては正しくありません。
the number ofは特定の数字を指すことに対して、a number ofは不特定の数字を指します。the number ofよりもやや曖昧な表現となり、具体的な数字を特定する必要がないシーンにも用いられることが特徴です。 a number ofの使い方をより深く理解するために、下記の例文もチェックしてみましょう。
■a number ofを用いた例文の内容例
「いくつかの/多数の」を示すa number ofは、基本的にa number ofが示す不特定多数の名詞(人やもの)が主語・主題となるため、後ろに置く名詞・動詞は複数形となる点が大きなポイントです。 例えば、上記例文の1つめの「There were a number of customers in that store.」においては、a number ofが主語である「customers(お客さん)」を修飾しています。したがって、be動詞は単数形の「was」ではなく、複数形の「were」を用いることが基本です。
a number ofは具体的な数字を特定しない曖昧な表現であり、場合によってはthe number ofも数字を明確にしない文章に用いられます。また、ビジネスシーンからフォーマルなシーンなど、幅広い場面で活用できることも特徴です。 いずれも、あえて数を示さない場合にも役立つ英語フレーズですが、数の大きさを表す形容詞と組み合わせれば「どれほど多い・少ないのか」をより具体的に表現できます。 微妙なニュアンスを相手に分かりやすく伝えるためにも、形容詞を取り入れたthe number ofとa number ofの応用例をおさえておきましょう。
■the number ofとa number ofを使った応用の例
冠詞の異なるthe number ofとa number ofは、いずれも「数」に関する言葉です。しかし、the number ofは「〜の数」を意味する言葉である一方で、a number ofは「いくつかの」「多数(複数)の」を意味する言葉となっています。きちんと使い分けなければ、解釈違いを生む可能性があることに注意が必要です。 英語には、the number ofとa number ofのほかにも「類似点は多いものの意味が大きく異なる表現」が数々存在します。こうした混同されがちな類似表現もしっかり理解しつつ、解釈違いを生まない流暢な英語でのコミュニケーションをとりたいという方は、ECCオンラインがおすすめです。 ECCオンラインでは、日本人の英語学習者に適したオリジナル教材を用いた質の高いレッスンを提供しております。英語初心者の方・英語力をさらに高めたい方は、ぜひ無料体験レッスンからご体験ください。
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