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2023年10月30日
日本語では「1月(いちがつ)・2月(にがつ)~」と「月(がつ)」をベースに数えていくという読み方をします。しかし、英語においてはこのような形式ではなく、月ごとの単語があることが特徴です。 1月から12月までの英単語は、学校で習ったりカレンダーなど日常的な場面で見かけたりすることがほとんどでしょう。しかし、いざ特定の月の英単語を書こうと思ってもなかなか出てこない・つづりに自信がないという方も多いのではないでしょうか。 当記事では、1月から12月までの月名の英語表記から、アメリカ式・イギリス式の年月日の書き方、さらに月のさまざまな表現方法まで詳しく説明します。英語力アップを目指す方は、ぜひ参考にしてください。
目次
月を表す英語表記は、学校で習ったことがある・見聞きしたことがあるという方がほとんどでしょう。しかし、日常生活で月を表す英語表記を話したり書いたりする機会がなく、「〇月の英語表記は何か」と聞かれてもすぐに出てこない方は多いのではないでしょうか。 月の英語表記は、英語の基本です。世界共通語である英語での月表記をマスターしておけば、たとえ海外に行く予定がなくてもふとしたタイミングで活用できるため、覚えておくべきと言えるでしょう。 また、月の英語表記では日本語で言う「1月・2月」のように数字と月で構成されておらず、下記表のようにそれぞれ単語が振り分けられていることも特徴です。
ここからは、各月の英語表記についてより詳しく説明します。
1月の英語表記は「January(ジャニュアリー)」で、「Jan.」と略称します。 Januaryの語源は、前後に2つの顔をもつローマ神話の「Janus(ヤヌス)」が由来です。入口と出口を司る門の神とも言われているJanusは、1年の始まりの守護神として、1月を表す英語表記であるJanuaryの語源となりました。 発音記号は「dʒˈænjuèri」で、よりネイティブな言い方をするなら「ジャニュエリィ」となります。最後の「リ」はしっかり発音せず、舌を巻くようにして話すことがポイントです。
2月の英語表記は「February(フェブラリー)」で、「Feb.」と略称します。 Februaryの語源は、ローマ神話に登場する「Fabruaria(ファブルアーリア)」が由来です。Fabruariaは、2月に行われていた戦争の罪を清めるための慰霊祭となっています。 発音記号は「fébjuèri」で、よりネイティブな言い方をするなら「フェブルゥエリィ」です。Januaryと同様、「ア」の発音は「エ」に近づけたり、最後の「リ」は舌を巻くようにして発音したりすることがポイントとなります。
3月の英語表記は「March(マーチ)」で、「Mar.」と略称します。 Marchの語源は、古代ローマの軍神である「Mars(マルス)」が由来です。古代ローマ時代は、現代の3月が1年の始まりとなっており、新年を迎えることから各地で戦争も起こりやすくなっていました。3月は戦争を象徴する月というイメージから、この名称が使われるようになったとされています。 発音記号は「mάɚtʃ」で、カタカナ英語での「マーチ」とさほど発音方法は変わりません。しいて言うのであれば、「ar」を発音する際の巻き舌は控え目にしておくことがポイントです。
4月の英語表記は「April(エイプリル)」で、「Apr.」と略称します。 Aprilの語源は諸説あり、1つが「開く」を意味するラテン語の「Aprillis」からです。もう1つがギリシャ神話に登場する美の女神「Aphrodite(アフロディーテ)」から来ていると言われています。 発音記号は「éiprəl」で、カタカナ英語では「リル」までしっかり発音するものの、実際の英語は「リ」をしっかり発音しないため「エイプルゥ」という言い方をします。
5月の英語表記は「May(メイ)」で、3文字で構成されていることから略称はありません。 Mayの語源は、ローマ神話に登場する大地の成長や繁殖を司る女神の「Maia(マイア)」から来ています。古代ローマでは毎年5月になると、豊作を祈願するためにMaiaを祀った祭が開催されていたことが由来と考えられています。 発音記号は「méi」で、カタカナ英語での「メイ」とほとんど発音方法は変わりません。しいて言うのであれば、最初の「メ」に強いアクセントをつけることがポイントです。
6月の英語表記は「June(ジューン)」で、「Jun.」と略称します。 Juneの語源は、ローマ神話の主神である「Jupiter(ユピテル)」の妻「Juno(ユノ)」が由来です。Junoは結婚生活に関する守護神とされており、6月に結婚式を挙げる花嫁が「June bride(ジューンブライド)」と言われていることも同じ語源となっています。 発音記号は「dʒúːn」で、カタカナ英語での「ジューン」と発音方法に変わりはほとんどありません。
7月の英語表記は「July(ジュライ)」で、「Jul.」と略称します。 Julyの語源は、ローマを平定した英雄の「Julius Caesar(ジュリアス・シーザー)」の名前が由来です。シーザーの誕生月でもある7月に彼の名前をつけたことによって、のちに現代のJulyが誕生したと言われています。 発音記号は「ʤu:lái」で、カタカナ英語の「ジュライ」と発音方法はほとんど変わりません。しかし、よりネイティブに近い言い方をするなら「ly」の部分は「ラァィ」と、やや伸ばしつつ最後の「イ」をしっかり発音しないことがポイントです。
8月の英語表記は「August(オーガスト)」で、「Aug.」と略称します。 Augustの語源は、初代ローマの皇帝である「Gaius Octavianus(ガイウス・オクタヴィアヌス)」の称号「Augustus(アウグストゥス)」が由来です。オクタヴィアヌスの誕生月である8月に彼の称号をつけたことによって、現代のAugustが誕生したと言われています。 発音記号は「ɔ':gəst」で、最初は「ア」の口をしながら「オゥ」と発音することがポイントです。また、最後の「ト」は聞こえないくらいの小さな発音でも伝わります。
9月の英語表記は「September(セプテンバー)」で、「Sep.」と略称します。また、場合によっては「Sept.」と4文字で略称されることもあります。 Septemberの語源は、ラテン語で「7番目の月」を意味する「Septem」が由来です。古代ローマ暦では3月を1年の始まりとしていたため、7番目の月は9月となります。 発音記号は「septémbər」で、カタカナ英語とさほど発音に変わりはありません。しかし、よりネイティブな言い方をするなら「セプテムバー」と、「m」は「ン」ではなく小さく「ム」と発音することがポイントです。
10月の英語表記は「October(オクトーバー)」であり、「Oct.」と略称します。 Octoberの語源は、9月と同様、ラテン語で「8番目の月」を意味する「Octo」が由来です。3月が1年の始まりとなる古代ローマ暦において、8番目の月は10月となります。 発音記号は「ɑktóubər」で、最後の「r」をしっかり巻き舌で発音する以外、カタカナ英語と発音方法はほとんど変わりません。
11月の英語表記は「November(ノーヴェンバー)」であり、「Nov.」と略称します。 9月・10月と同様、Novemberの語源もラテン語で「9番目の月」を意味する「Novem」が由来です。 発音記号は「nouvémbər」で、カタカナ英語と発音方法に大きな違いはないものの、9月の「September」と同様に「m」は小さく「ム」と発音することがポイントです。
12月の英語表記は「December(ディッセンバー)」であり、「Dec.」と略称します。 9月~11月と同様、Decemberの語源もラテン語で「10番目の月」を意味する「Decem」が由来です。 発音記号は「disémbər」で、カタカナ英語と発音方法に大きな違いはないものの、「m」は小さく「ム」と発音することがポイントです。
正しい英語発音の学習方法は、文字や辞書での独学よりも実際に音声を聞く方が分かりやすく、効率よくマスターできるでしょう。
月表記において日本語では「月」をベースに数を数えていく一方で、英語では各月に英単語が振り分けられているように、日本語と英語とは異なるルールがいくつかあります。 英語での月表記をしっかりマスターするためにも、ここから紹介するポイントをおさえておきましょう。
英語で月を表記する際、頭文字は必ず大文字でなければなりません。それがたとえ文章の途中だったとしても、月表記の頭文字が大文字でない場合はスペルミスとなります。 英語では、「固有名詞の頭文字は大文字で記載する」というのが基本ルールです。月は、人名や物と同様に固有名詞として扱われています。なお、曜日名も固有名詞となるため、原則として頭文字は大文字で表記します。
英語の月表記を省略する際は、「Jan.」「Aug.」のように、末尾にピリオド(.)を打つことが基本ルールとなっています。末尾のピリオドは、省略形を示すこととなるためです。 しかし、例外もあります。5月を指す「May」はもともと省略形と同様の3文字で構成されているため、たとえ省略形の月と並べて記載しても末尾にピリオドは打たず、そのまま表記することが基本です。 なお、6月の「June」、7月の「July」、9月の「September」に関しては、4文字で省略化するケースもあります。Septemberを4文字の省略形にする際は末尾にピリオドが必要ですが、June・Julyはすでに4文字となっているため、Mayと同様末尾にピリオドを打つ必要はありません。
英語の月表記を文章で繰り広げる場合、月の前には前置詞の「in」をつけることが原則です。また、月表記と並んで日付表記もする際は「in」ではなく「on」になります。しかし、週を並べて記載する際は「in」が基本です。 つまり、日付など比較的時間の幅を短く制限する場合にのみ「on」を用いると覚えておきましょう。
英語の年月日の書き方は、アメリカ式とイギリス式の2つがあります。それぞれの大きな違いは、年月日の順序です。いずれを用いても伝わるものの、アメリカ英語ではアメリカ式が、イギリス英語ではイギリス式が主流となるため、相手や地域に合わせて用いるとよいでしょう。 ここからは、アメリカ式・イギリス式それぞれにおける年月日の書き方を説明します。
アメリカ式英語の年月日は、「月→日→年」の順番で表記することが基本です。
また、上記はフォーマルな書き方であり、ビジネスシーンなどでよく用いられます。カジュアルな書き方をする場合は、「10/20/2023」または年を省略して「10/20/23」「10/20/’23」でも問題ありません。
イギリス式英語の年月日は、「日→月→年」の順番で表記することが基本です。
アメリカ式では日付の末尾にカンマ「,」がついていましたが、イギリス式では日付末尾のカンマが不要となります。 また、アメリカ式と同様、フォーマルな書き方とカジュアルな書き方の2通りがあり、カジュアルな書き方をする場合は「20/10/2023」または「20/10/23」「20/10/’23」とスラッシュを用いることが基本です。
月を英語で表現する際には、言いたい表現に合わせて前置詞を変える必要があります。 例えば、「〇月初旬」という言い方や「〇月から〇月まで」「〇月に」など、日本語でも文脈によってほかのフレーズを混ぜたり文法・助詞が異なったりすることがあるでしょう。 各月の表記や発音方法だけでなく、英語表現のあらゆる方法を知っておくことで、実際に文章として話すときもスムーズに、かつ相手に伝えたいことがしっかりと伝わるようになります。 ここからは、英語での「初旬・中旬・下旬」の表記方法と、月の期間を示す際の正しい文法・表現方法について詳しく説明します。
月の大まかな単位を示す「初旬(上旬)・中旬・下旬」は、英語で「(in+)early・mid-・late」と表現できます。それぞれ、「早い・普通・遅い」という感覚に置き換えると覚えやすくなるでしょう。 初旬・中旬・下旬それぞれを用いた英語の例文は、下記の通りです。
英語表記における月には、文脈によって「in」や「for」「from」「by」などあらゆる前置詞がつきます。前置詞によって意味やニュアンスが大きく異なるため、正しく意味を伝えられるように適切な前置詞をしっかり覚えておきましょう。 下記に、「〇月に」「〇月から」「〇月まで」を示す表現や例文をそれぞれ紹介します。
「〇月に~した/する」を表現する際は、基本的に月の前に「in」を置きます。なお、月だけでなく具体的な日付までを伝える際は、「in」ではなく「on」を使うことが基本です。
「〇月から」と、何らかの出来事や行事の起点を表現する際は、月の前に「from」や「since」を置くことが基本です。しかし、特定の月に何かが始まることを表現したいときや前後の文章によっては「in」を使うこともあります。
「〇月まで」と、期限を表現する際は月の前に「by」や「until」を置くことが基本です。しかし、文脈や状況、ニュアンスによってはその他の前置詞がより自然なケースもあります。例として、「セールは12月まで有効です。」という文章であれば、「The sale is valid through December.」と「through」という前置詞を用いる方が自然でおすすめです。
月の英語表記では日本語で言う「1月・2月」のように数字と月で構成されておらず、それぞれ単語が振り分けられていることが特徴です。また、3~4文字で省略表記するときは末尾にピリオドをつけるなど、英語特有の表現ルールがあることも覚えておきましょう。 実際のコミュニケーションで英語での月表現をするときは、英語発音に気をつけなければならないことはもちろん、文脈に応じて前置詞を変える必要もあります。用いられる前置詞は複数あるため、暗記だけでなく英会話への慣れも必要です。 ECCオンラインでは、100時間以上の高品質な研修を受けた講師・日本人学習者に適したオリジナル教材による英会話レッスンを実施しております。英語学習で英会話スキルを伸ばしたいという方は、ぜひ一度無料体験レッスン(2回)を受講してみてはいかがでしょうか。
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