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2024年4月22日
英語力を養うには、日常的に英語に触れることが大切です。しかし、日本に住みながら英語学習をすると、なかなか英語に触れ合う機会がないと感じる方も少なくないでしょう。そこでおすすめしたい勉強法が「多読」です。「たくさん読む」というシンプルな勉強法ながら、多読にはさまざまなメリットが期待できます。 以下では、多読をするメリットや効果的なやり方、また多読におすすめの本やアプリを紹介します。
目次
英語の多読とは、文字で表されている通り、英語の本や文章を大量に読む勉強法です。とにかく大量の英語に触れることを目的としているため、分からない単語は読み飛ばし、大まかな意味を把握しながら次々に読み進めることが重要なポイントとなります。 多読と混同されやすい勉強法に「精読」がありますが、精読は単語や文の意味・構造を一つひとつ丁寧に解釈し、内容を日本語に訳して正確に読み解く方法です。多読がリーディングの量を重視する読み方であるのに対し、精読はリーディングの質を重視する読み方であると言えるでしょう。 それでは、リーディングの量を重視する多読を行うことには、英語を学習する上でどのようなメリット・効果があるのでしょうか。ここでは、英語学習で多読に取り組むことのメリット・効果について詳しく解説します。
多読に取り組むことで得られるメリットとして、読解力の向上が期待できます。大量の英文を読んでいると、同じ文法・語法に何度も出会います。最初は読み飛ばしていた部分も、何度も繰り返し目にすることで、よく使われる文法・語法として知識を定着させられるでしょう。 また、大量の英文に触れることで英語の構造にも慣れるため、単語単位ではなく、文単位や段落・文章のかたまりで英文を理解できるようになります。読解のスピードや正確性の向上も期待できるでしょう。
多読に取り組むことで、多くの英文からさまざまな単語・イディオムに触れられます。単語やイディオムの暗記が苦手な方でも、実際の英文から単語やイディオムの意味、使い方などを無理なく定着させられるでしょう。 また、多読によって英文を読むのに慣れてくると、知らない単語・イディオムを文脈から推測できるようになります。同じ文章中に出てくるケースも多い言い換え表現や類語・対義語などとともに覚えられれば、語彙力をさらに高められるでしょう。
多読を日常的に続けることにより、日本語に訳するステップを省いて、英語のままで英文の内容を理解できる「英語脳」が鍛えられると言われています。 英語の構文や句・節の順序には一定のパターンがありますが、日本語とは順序が大きく異なります。日本語に訳してから内容を理解しようとすると、英文の構造を理解した上で後ろから読み返すといった手順をふむ必要があるため、読解に時間がかかるでしょう。 一方、多読の取り組みを通して大量の英語に触れていると、英語の構造が直感的に理解できるようになります。英文を文頭から読んでも内容を理解できる力が身につくため、英語の文章を速く正確に読めるようになるでしょう。
英語のリスニングはリーディングとは異なり、文の後ろから訳したり理解できなかった部分を後から確認したりすることができません。英語の文章を正確に聞き取るためには、聞こえてきた英語の文章を先頭から順番に理解することが重要になるでしょう。 多読によって英語脳が鍛えられると、記述された通りの語順で英文を英語のまま理解できる能力が身につくと言われています。この能力をリスニングに生かせば、聞こえてきた通りの語順で英文を正確に理解できるようになるでしょう。聞き取りと情報処理、内容の理解を同時に行えるようになるため、リスニング力の向上が期待できます。
多読によって読解力や語彙力が向上し英語脳やリスニング力が鍛えられると、英語から日本語、日本語から英語への変換を挟むことなく英語をインプット・アウトプットできるようになります。話したい内容を瞬時に英語で表現したり、相手が話す英語の内容を語順通りに聞いて理解したりできるため、英会話によるコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。 また、多読を通してそれぞれの単語が持つコアイメージを理解できれば、ネイティブの感覚に近い会話力を身につけられます。TOEIC®L&Rなどの資格試験だけでなく、海外とのビジネスにも大いに役立つでしょう。
英語の多読に取り組むことにはさまざまなメリットがあると言われていますが、やり方によっては思うような効果が得られない場合があることに注意が必要です。 ここでは、効果的な多読のやり方について解説します。多読を行う際のルールや適切なやり方を理解した上で、英語の多読トレーニングに挑戦しましょう。
多読は精読と比べて感覚的な勉強法であり、分からない単語や構文は読み飛ばしたり推測したりしながら読み進めます。基本的な単語・文法が分からないまま多読に取り組むと、理解できない部分や推測が難しい部分が多くなり、文章がまったく理解できない恐れがあることに注意しましょう。 多読に取り組む際には、中学・高校レベルの英語の基礎をおさえておくことが大切です。基本的な単語・文法に自信がない方は、中学・高校レベルの問題集や大人向けの復習テキストなどで基礎固めを行った上で、多読にチャレンジしてください。
多読の目的は「大量の英語に日常的に触れること」であるため、勉強する際の負荷が大きくなりすぎないことが大切です。多読を行う本を選ぶ際には、辞書を引かずにストレスなく読み進められるレベルのものを選びましょう。最初は自分の英語力と比べてやや簡単な本を選び、慣れてきたら文章中の単語の8~9割を理解できるものを選んでください。 また、多読を習慣化するには、興味のある分野から本を選ぶことも重要です。本に限らず、インターネットのニュース記事やコラムを教材としてもよいでしょう。
多読中に分からない単語や表現に出会った際には、辞書を引かずに読み飛ばし、そのまま読み進めましょう。 多読ではとにかく大量の英語に触れることが大切です。分からない単語や表現が出てくるたびに辞書を引いていると、読書がストップしてしまいサクサクと読み進められません。分からない単語や表現の意味を推測しながら読み進め、どうしても気になる単語は読書を行った後で調べるようにしましょう。
多読中に何度読んでも分からない部分があった場合は、その部分を思い切って読み飛ばしましょう。分からない部分や推測が困難な部分は、数行でもページ単位でも読み飛ばして次に進みます。 また、多読では1つの本や文章を完全に読み終える必要はありません。多読をする中で読んでいる本が面白くなくて飽きたら、次の本に切り替えてモチベーションを保ちましょう。
英語多読にチャレンジしたいと考えている方の中には、教材としてどのような本・文章を選ぶとよいか悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、多読を実践する際におすすめの本や活用しやすいアプリを紹介します。
■本のおすすめ
■アプリのおすすめ
英語の多読とは、英語の本や文章を大量に読む勉強法です。大量の英単語と文法に触れることで英語の読解力や語彙力の向上や、英語を日本語に変換することなく英語のまま理解する「英語脳」が養われます。多読では分からない単語は読み飛ばし、飽きたら次の本を読み始めるなど、とにかく読み進めることが大切です。 多読に挑戦しようとしている方は、アウトプットの機会にオンライン英会話の機会を設けるのもよいでしょう。ECCオンラインでは厳しい基準をクリアしたプロの講師が、日常会話の基礎から丁寧に英語を教えています。無料体験レッスンも行っているため、体験してからぜひご検討ください。
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