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2025年7月28日
英語の発音に苦手意識がある方におすすめなのが、英会話練習や発音トレーニングに役立つ早口言葉(tongue twister)です。音の連続やリズムを意識しながら声に出すことで、自然と口の動きや発音のコツが身に付いてきます。 当記事では、発音練習に効果的な定番のフレーズから、応用力が試される難易度の高いものまで、厳選した英語の早口言葉を紹介しています。発音を鍛えたい方、楽しく学びたい方、スピーキングに自信をつけたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
英語の早口言葉(tongue twister)とは、似た音を繰り返すことで口がもつれるようなフレーズのことです。tongueは「舌」、twisterは「ねじれ」という意味で、その名の通り舌が絡まりそうになる構造が特徴です。 実際にどのようなフレーズがあるのか、例を見てみましょう。
たとえば、「Red lorry, yellow lorry」は、RとLの音が交互に出てきて、日本人には特に難しいとされる発音の1つです。このような英語の早口言葉は、ゲーム感覚で楽しめる言葉遊びとしても人気があり、特に初級編として基本英語の発音を学ぶのに適しています。 英語の早口言葉は、楽しみながら英語に触れたい方にとって気軽に取り組める練習素材の1つです。
ここからは、英語学習者の間でも広く知られている、発音練習に役立つ有名な早口言葉を紹介します。繰り返しの音やリズムに特徴があり、声に出して読むことで自然と発音の感覚を身につけやすくなります。
同じ音の繰り返しと音のつながりが難しい英語の代表的な早口言葉です。P音の連続に加え、子音と母音のつなぎ目を滑らかに発音する必要があり、口や舌の動きを強く意識することになります。 「Peter」「Piper」「peppers」の“er”の発音は、舌を奥に丸めるようにして「/ɚ/」の音(アールを帯びた曖昧母音)を出すのがポイントです。
このフレーズでは、「she」と「sea」、「sell」と「shell」など、/ʃ/(シュ)と/s/(ス)の発音の違いが鍵になります。/ʃ/と/s/の違いを理解することは、英語力を高め、自然な英語表現を使えるようになる上で重要なポイントです。/ʃ/は唇を丸め、舌を歯茎に近づけて息を出すことで、「シュ」という摩擦音になります。 一方、/s/は舌先を前に出して強く「スー」と発音します。「by」や「the」は弱く発音し、リズムを崩さないようにしましょう。
このフレーズは「wood」や「would」、「chuck」といった音が連続し、音の感覚やリズムに意識を集中させるトレーニングになります。 発音のポイントは、「w」の口の形です。唇を前に丸く突き出しながら発音すると、自然な/w/の音が出やすくなります。また、「would a」や「could chuck」のように音がつながる箇所では、弱く早く発音し、リズムに乗せて読むことが大切です。 「would」や「wood」の発音練習は、ネイティブスピーカーの話し方のアクセントにも近づけるための英語トレーニングとして効果的です。
ここからは、英語学習の初級者や子どもでも楽しく取り組める、短くて覚えやすい英語の早口言葉を紹介します。簡単そうに見えて意外と難しいフレーズもあるため、ゲーム感覚で発音練習をしたい方におすすめです。
「Eddie edited it.」は一見シンプルに見えますが、実際に口にすると予想以上に難しい早口言葉です。特に「edited it」の部分が厄介で、「ed」「it」「it」と連続する“t”音と“d”音がスムーズにつながらず、つっかえやすいポイントです。 まずは「edited it」だけを繰り返して練習し、舌の動きに慣れてから「Eddie」を加えるとよいでしょう。また、すべての単語をしっかり発音しようとせず、音を自然につなげる意識を持つのがコツです。
「Specific」と「Pacific」は綴りも発音も似ているため、口に出すと混同しやすい組み合わせです。 「p」の音では一度唇をしっかり閉じてから息を弾き、「f」は歯と唇でつくる摩擦音を意識することで、違いがはっきりと出ます。最初はゆっくりと丁寧に発音し、単語を正確に区別して言えるようになるまで繰り返すのが効果的です。
「Fresh fried fish.」は、発音練習の中でも特に「f」や「r」の音に集中できる短くて覚えやすい早口言葉です。まず「f」の音は、上の前歯を下唇に軽く当てて、隙間から息を出すように「フ」と発音します。息をしっかりコントロールすることで明瞭な「f」音になります。 次に「r」の発音ですが、これは日本語の「ら行」とはまったく異なり、舌を奥に丸めて、口の中で空気を響かせるように出す必要があります。「r」と「l」の違いが曖昧になると、「flesh(肉)」や「flied(野球でフライを打ち上げた)」といった、全く異なる意味に変わるため注意しましょう。
「Stupid superstition.」は、「s」の音が何度も続くため、リズムよく言おうとすると噛んでしまいやすい早口言葉です。とはいえ、/s/の音自体は日本語の「さ行」に近いため、発音そのものはそれほど難しくありません。 むしろ注意したいのは、スピードを意識しすぎて音が曖昧になることです。まずは一語ずつゆっくり、クリアに発音する練習から始めましょう。
ここからは、英語の発音にある程度慣れてきた方や、さらなるレベルアップを目指す方向けに、難易度の高い英語の早口言葉を紹介します。 同じ音の繰り返しや複雑な語順が特徴で、スムーズに発音するには高い集中力と慣れが必要です。発音力やリズム感を強化したい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
このフレーズは、英語の中でも「b」の音が繰り返される難易度の高い早口言葉です。冒頭の「A big black bug bit a big black bear.」の時点ですでに息切れしそうですが、後半では同じ単語が何度も登場し、語順と音が混乱しやすくなります。 前半と後半に分けて練習し、各部分をクリアに言えるようになってからつなげて練習すると、より効果的です。
この早口言葉は、/v/の音を集中して練習できるユニークなフレーズです。全体で12回も /v/の音が使われており、下唇に上の歯を軽く当てて、振動を感じながら「ヴ」と声を出す発音が求められます。 息だけ出すと/f/になってしまうため、しっかりと声帯を使いましょう。似た語が多いため混乱しやすいですが、「viewed a」は「ヴューダ」、「valued as」は「ヴァリューダズ」と、音のつながりを意識すると滑らかに読めます。
この早口言葉の難しさは、同じ単語「can」が3つの意味を持って繰り返される点にあります。文法的には、助動詞(〜できる)、名詞(缶)、動詞(缶詰にする)が入り交じっており、どこで意味が切り替わるのかを理解しておかないと、発音のタイミングがずれてしまいます。 canの発音が連続するとリズムが崩れやすいので、単語ごとに微妙な間を入れる練習をすることで、より自然に読み上げられるでしょう。
このフレーズは、英語の発音の中でも特に混同されやすい/s/(す)と/ʃ/(しゅ)の違いを鍛えるのに向いている早口言葉です。 たとえば「she」や「shine」のような「sh」の綴りは/ʃ/(舌を後ろに引いて息を吐くように)で、「Susie」や「sit」は/s/(前歯付近で鋭く息を出す)となります。 どちらも日本語の「し」や「す」と近いようで異なり混乱しやすいため注意しましょう。
英語の早口言葉は、単なる遊びではなく、英語教材や英語レッスンにも活用されている学習方法の1つです。継続することで英会話力や発音上達のメリットをしっかり実感できます。最初は言いづらくても、繰り返すうちに確実に上達していくので、英語の発音を強化したい方は、ぜひ早口言葉を日々の練習に取り入れてみましょう。 より効果的に発音練習を深めたい方は、ECCオンラインの活用がおすすめです。60年以上の実績に基づいたカリキュラムと、日本人に最適化されたオリジナル教材により、正しい音の理解と反復練習を効率よく行えます。まずは気軽にオンラインレッスンを体験してみましょう。
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