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コラム

英語の長文読解の解き方と勉強法|問題集を選ぶポイントも解説

2025年5月19日

英語の長文読解の解き方と勉強法|問題集を選ぶポイントも解説

英語の長文読解を上達させるためには、効果的な解き方を学んだ上で、日々の勉強を積み重ねることが大切です。問題を解く際は、まず設問に目を通し、何が問われているのかを把握しましょう。また、各段落の要旨を理解しながら読み進めることで、文章全体の構成や論理展開を捉えやすくなります。文の構造を把握するために、主語や接続詞を意識することも重要です。

この記事では、英語の長文読解の解き方・勉強法のポイントを詳しく解説します。

    目次

  • 1. 英語の長文読解の解き方
    • 1-1. 設問を先に読む
    • 1-2. 段落ごとの内容を理解する
    • 1-3. 主語と接続詞を把握・意識する
    • 1-4. スラッシュリーディングをする
    • 1-5. 時間配分に注意する
  • 2. 英語の長文読解の勉強法
    • 2-1. 単語の勉強法
    • 2-2. 文法の勉強法
    • 2-3. 構文解釈の勉強法
    • 2-4. 長文問題の演習の勉強法
  • 3. 英語の長文問題集を選ぶポイント

  • まとめ

1. 英語の長文読解の解き方

英語の長文読解を正確に解くためには、以下のポイントを押さえながら文章を読んでみましょう。これらのポイントを押さえることで、文章の内容を深く理解し、設問に対して的確かつ効率的に解答できるようになります。

1-1. 設問を先に読む

設問に目を通すことで、文章を読む際にどのような情報に注意を払うべきかが明確になり、目的意識を持って本文に取り組めます。また、設問の内容から文章のテーマや展開をある程度予測しながら読めるのもメリットです。

ただし、設問の内容に先入観を持ちすぎると、本文を客観的に読めなくなる可能性もあるため、注意が必要です。

1-2. 段落ごとの内容を理解する

各段落がどのような情報を伝え、文章全体の構成の中でどのような役割を果たしているのかを把握することで、文章全体の流れや論理構造を明確に理解できます。段落ごとの要旨を理解することで、細部に気を取られすぎることなく、文章全体の主旨を把握しやすくなるでしょう。また、設問に対応する情報が含まれている段落を特定しやすくなります。

ただし、一つひとつの段落を丁寧に読もうとするあまり、時間配分を誤ってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

1-3. 主語と接続詞を把握・意識する

主語を捉えることで、文の主体が何であるかを明確にし、述語との関係性を正しく把握できます。特に複雑な文構造においては、主語がどこからどこまでを指しているのかを正確に把握することが、文全体の意味を誤解しないためにも大切です。

接続詞は、文と文、句と句、あるいは段落と段落の関係性を示す手がかりとなります。順接・逆接・原因・結果・例示・対比といったさまざまな種類の接続詞を意識することで、文章全体の論理的な流れや展開を把握しやすくなります。

1-4. スラッシュリーディングをする

スラッシュリーディングは、英文を意味のまとまりごとに区切りながら読んでいく読解方法です。文頭から順に、意味の切れ目ごとにスラッシュ(/)を入れていくことで、文構造を視覚的に把握しやすくなります。

長い文や複雑な文でも、各部分がどのような役割を果たしているのかを把握しやすくなり、文全体の意味をスムーズに理解しやすくなるでしょう。スラッシュを入れる場所は、前置詞句、関係詞節、副詞句、接続詞の前など、文法的な区切りや意味のまとまりを意識することがポイントです。

また、スラッシュリーディングを行うことで、英文を頭の中で左から右へと順に処理していく感覚が養われ、返り読みを防ぐトレーニングもできます。

1-5. 時間配分に注意する

限られた試験時間の中で、すべての設問に適切に対応するためには、各パートや問題にかける時間を意識的に管理する必要があります。

まず、試験全体の時間を確認し、長文読解に割り当てられる時間を見積もりましょう。その上で、長文の文章量や設問数に応じて、さらに細かく時間配分を考えます。例えば、複数の長文が出題される場合は、それぞれの長文にかけられる時間を均等に割り振るだけでなく、文章の難易度や設問の形式によって調整することが大切です。

2. 英語の長文読解の勉強法

ここでは、読解力を着実に向上させるためのポイントを、具体的な勉強法とともに紹介します。単語力、文法力といった基礎力の強化から、文章構造の理解、実践的な演習まで、段階的に取り組むことで、長文に対する苦手意識を克服し、自信を持って読めるようになるでしょう。

2-1. 単語の勉強法

英語の長文読解の勉強法として、まず基礎となるのが単語力の強化です。単語学習は、長文読解の土台であり、知らない単語が多いと内容理解が困難になります。

効果的な単語の勉強法としては、単語帳を活用し、例文とセットで覚えることがおすすめです。文脈の中で単語の意味を理解することで、記憶に定着しやすくなります。長文読解に必要な語彙は多岐にわたるため、日々の積み重ねが重要です。

2-2. 文法の勉強法

文法力は、英文の構造を正確に理解するための基礎となります。文法が曖昧なままだと、複雑な文構造を持つ長文を読む際に、主語や述語、修飾語句の関係性を誤って捉えてしまう可能性があります。

文法の勉強法としては、参考書や問題集を用いて体系的に学習することが基本です。例文を読み解き、文の構造を分析する練習を繰り返すことで、文法知識を実際の読解に生かす力を養います。また、長文を読む際に、意識的に文構造を分析する習慣をつけることも大切です。

2-3. 構文解釈の勉強法

構文解釈とは、英文の文構造を正確に把握し、文の各要素間の関係性を理解する能力のことです。

構文解釈の勉強法としては、まず基本的な文型(SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC)をしっかりと理解することが出発点です。その後、修飾語句(形容詞句、副詞句、関係詞節など)や接続詞などがどのように文に組み込まれているかを分析する練習をしましょう。参考書や問題集を活用し、一つひとつの文の構造を丁寧に分解し、理解していくことが重要です。

2-4. 長文問題の演習の勉強法

長文問題の演習は、読解力を総合的に高めるために欠かせない勉強法です。単語や文法の知識、構文解釈の力などを実際の長文を読む中で実践的に活用する訓練となります。長文問題の演習に取り組む際には、時間を意識して読む練習を行うことが大切です。本番の試験を想定し、制限時間内に問題を解くことで、時間配分の感覚を養えます。

また、解き終わった後は、必ず自己採点を行い、間違えた箇所については、なぜ間違えたのかを分析し、理解を深めることが重要です。正解できた問題についても、本文のどの部分が根拠となったのかを確認することで、読解の精度を高められます。

他にもさまざまなジャンルの長文問題に取り組むことで、多様なテーマや文章構成に慣れ、長文読解の能力向上につながります。

3. 英語の長文問題集を選ぶポイント

英語の長文読解に対する苦手意識を克服するためには、自身のレベルや学習目標に合った教材を選ぶことが重要です。以下は、教材を選ぶ際の主なポイントです。

  • 現在の英語力に合っているか
    教材のレベルが高すぎると、知らない単語や複雑な文法が多く、内容を理解するのに時間を要し、結果的に学習意欲を失ってしまう可能性があります。一方、レベルが低すぎると、既知の内容ばかりで新たな学びがなく、読解力の向上につながらないので注意しましょう。
  • 学習の目的に合っているか
    英語の長文読解を学習する目的は人それぞれ異なります。例えば、大学受験、TOEIC®L&R TESTやTOEFL iBT®などの資格試験対策、あるいは純粋に英語の記事や小説を読めるようになりたいなど、さまざまな目的が考えられます。自分の目的に合った長文問題集を選びましょう。
  • 解説が丁寧で分かりやすいか
    解説が丁寧な教材とは、単に英文の和訳が載っているだけでなく、文構造の分析や重要語句の意味、設問の根拠などが詳細に説明されている教材を指します。特に、なぜその答えになるのかという思考プロセスが丁寧に解説されている教材は、読解力を深める上で非常に役立ちます。
  • 音声データはあるか
    音声データを利用することで、リスニング力の向上だけでなく、長文を読む際のスピード感やリズム感を養えます。特に、音読やシャドーイングといった学習法を取り入れたい場合には、音声データが必須です。

書店で購入する場合は、実際に教材を手に取り、数ページ読んでみて、知らない単語の割合や文の複雑さを確認することをおすすめします。目安としては、教材に出てくる単語や文法の約7割程度が理解できるレベルが適切と言えるでしょう。

まとめ

英語の長文読解は、効果的な解き方と適切な勉強法を身につけた上で、努力を重ねることで、着実に読解力を向上させられます。

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