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2024年9月30日
日本語でビジネスメールを送信するときは、本文の最後に「結びの言葉」を添えるのが基本です。こうしたマナーは、英語でのビジネスメールにおいても変わりません。また、日本語でのメールで相手との関係性によって結びの言葉のニュアンスが異なるのも、英語においても同様です。 知らず知らずのうちに失礼なメールを送ってしまわないよう、英語でのメールにおけるフォーマルな結びの言葉とカジュアルな結びの言葉について理解しておきましょう。 そこで今回は、英語でのメールにおける結びの言葉の概要・形式から、ビジネスメールで使える結びの言葉と、家族や友達に対するメールで使える結びの言葉を紹介します。
目次
まずは、英語でのメールにおける基本的な形式を見てみましょう。
上記の形式を見て分かるように、英文メールの構成は日本語メールとほとんど同様です。 一般的に英語は日本語のように尊敬語や謙譲語などは存在せず、敬語がないとされています。しかし、実際には英語でも取引先や目上の相手に対する丁寧な伝え方や表現はあります。そのため、日本のビジネスメールや手紙で用いられる「敬具」や「敬白」といった結びの言葉は、英語でも存在しています。 なお、結びの言葉は英語で表現すると「Sign-Off」です。Sign-Offには、メールがここで終わる旨を伝える役割のほか、相手に感謝の気持ちを示したり、健康や繁栄・活躍を祈ったり、返信を促したりする役割があります。 Sign-Offには一言だけの短いフレーズではあるものの、さまざまな種類があり、相手との関係性や文脈によって英語表現を適切に変えなければなりません。どのような結びの言葉にするかで相手に与える印象も大きく変わるため、英語ネイティブの方でも悩む部分となっています。
日本では、取引先や上司・先輩など目上の相手にメールを送るときは結びの言葉が必要なように、英語でのビジネスメールにおいても結びの言葉は非常に大切です。 ここからは、英語ビジネスメールで用いるフォーマルな結びの言葉を、使用シーンや例文とともに詳しく紹介します。
regardsとは、「敬意を込めて」という意味をもつフレーズです。フォーマルな表現としては代表的なフレーズではありますが、やや親近感もあることから、何度かやり取りをしたことのある顧客や取引先に対してよく用いられます。 また、結びの言葉としてのregardsは単独で用いられることもあれば、「Best」や「Kind」などほかの単語と組み合わせて用いられることもあります。メールを送る相手との関係性や文脈に応じて使い分けることが基本です。 なお、「Warm」は相手に対する温かい気持ちを強調しており、ビジネスシーンにおいては比較的親しい間柄の相手のみに用いられる英語表記です。
sincerelyとは、「真心を込めて」「心より」という意味をもつフレーズです。数ある英語の結び言葉のなかでもフォーマル度が最も高く、相手により誠実な印象を与えられます。初めてコンタクトをとるクライアントに対するメールや謝罪、公式発表など会社を代表して誠意を示すメッセージを送るときによく用いられます。 sincerelyも単独で用いることもあれば、「Yours sincerely」とほかの言葉を組み合わせて結びの言葉として用いられることもあります。Yours sincerelyはイギリスでよく使われています。
bestとは、「心からの」「最大の」という意味をもつフレーズです。相手に対して敬意やポジティブな感情を込めていることを示します。 フォーマルなビジネスシーンにおいては、「Best regards」や「Best wishes」など、ほかの結びの言葉と組み合わせて用いることが通常です。
thankは、「感謝」を示すフレーズであり、メールの相手に対する感謝の意を伝える際に使用します。短く簡潔で、どの程度のフォーマルさが必要か分からないときにも使えるフレーズです。 フォーマルなビジネスシーンにおいては「Thank you」や「Thank you in advance」などほかの単語と組み合わせて用いることが基本です。短縮形となる「Thanks」は、比較的親しい同僚やクライアントへの英文メールに用います。
respectfullyとは、「敬意」を表すフレーズです。フォーマルな結び言葉としてはとても丁寧なフレーズであり、上司や取引先など目上の方に対する敬意や礼儀を強調したい場合に使用します。なお、Respectfully yoursは少し古い印象のある結びの言葉です。
日本も英語圏も、フランクに話せる関係性の相手に送るメールでマナーは問われません。ビジネスメールのような厳しいルールはなく、自由度は高くなっています。 家族や友人など非常に親しい相手とのメールには、そもそも結び言葉が用いられないケースもあるでしょう。しかし、数回会った程度の知人へのメールとなると、丁寧な言い回しはせずともある程度の礼儀は必要であり、結び言葉の有無によって相手が受ける印象も大きく異なります。 ここからは、英語でのカジュアルメールで用いる結びの言葉を、使用シーンや例文とともに詳しく説明します。
see youとは、「またね」という意味をもつフレーズです。別れの挨拶や再会の約束をする際など実際の会話でもよく耳にするこの言葉は、メールにおける結びの言葉としても使えます。 「See you」と単独で用いることもあれば、次に再会できるであろう時期・期間の違いによって「See you later」や「See you soon」などほかの単語と組み合わせて用いることもあります。
take careとは、「気をつけてね」や「お元気で」という意味をもつフレーズです。実際の会話においても、別れの挨拶によく用いられる便利な言葉となっています。 ほかの結びの言葉と違って単独で使用するケースが多いものの、相手の状況や次に再会するまでの期間などによって別の単語を組み合わせることもあります。
happyは、「幸福」を意味するフレーズであり、親しい関係の相手の幸せを願う気持ちや祝福の気持ちを伝えたいときの結び言葉としてよく使用されます。 結び言葉においては、単独で用いられるケースはほとんどなく、「Holiday」や「week」など、幸せな気持ちで過ごしてもらいたい特定の日付や行事などと組み合わせることが通常です。 特に「Happy Holidays」は「よいお正月を」に似た表現で、クリスマス前後の年末によく使われる結びの言葉です。家族だけでなく同僚などビジネスシーンでも使えます。
loveは、「愛」を意味するフレーズであり、家族や友人、恋人などに対するメールにおいては愛情を伝えたいときの結び言葉としてよく使用されます。 必ずしも恋愛的な意味合いとして捉えられるわけではないものの、親しい間柄の相手以外にはあまり用いられません。また、男性よりも女性が使用することのほうが多い傾向です。単独で使用するケースもあれば、ほかの単語と組み合わせて用いるケースもあります。
英語でのメールには、日本のメールと同様に結びの言葉があり、フォーマルさが求められるビジネスメールにおいては特に重要とされています。結びの言葉は英語で「Sign-Off」と言います。ここまでの内容を参考に、相手との関係性やシーン別に適切な英語フレーズを選びましょう。 ECCオンラインでは、100時間以上の研修を修了したクオリティの高い講師が「実用的な英会話学習」をサポートしております。日本人の英語学習者に適したオリジナル教材を用いており、初心者の方でもスムーズな英語力向上を目指せます。 海外での勤務を検討している方や、英語圏の顧客や取引先とのやり取りをする方は、ぜひオンライン英会話の無料体験レッスン(2回まで)を受講してみてはいかがでしょうか。
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