MENU
ログイン まずは2回無料体験レッスン

コラム

英検®準1級の試験内容と勉強法を解説!頻出単語と熟語も紹介

2023年05月29日

英検®準1級の試験内容と勉強法を解説!頻出単語と熟語も紹介

英検®準1級は大学中級程度のレベルとされており、社会生活に必要な英語力が備わっていると判断される傾向にあります。英検®準1級で出題される単語・熟語の数は、2級の5,100語程度から7,500語程度に増加するため、効率的に学習を進めて単語・熟語を使いこなせるようにしましょう。

当記事では、ライティングやリスニングといった英検®準1級の試験内容や勉強法、頻出単語・熟語などを解説します。英検®準1級を取りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

    目次

  • 1. 英検®準1級の試験内容と勉強法
    • 1-1. 単語・熟語
    • 1-2. 文法・長文
    • 1-3. ライティング
    • 1-4. リスニング
    • 1-5. スピーキング

  • 2. 英検®準1級の頻出単語

  • 3. 英検®準1級の頻出熟語

  • まとめ

1. 英検®準1級の試験内容と勉強法

英検®準1級は、大学中級程度のレベルです。準1級に合格していれば、社会生活で必要となる英語力が十分備わっているとして、教員採用試験などで優遇されます。高校生の場合、大学受験時に推薦やAO入試のアピールポイントになります。英検®準1級の合格を目指すために重要なポイントは、効果的な勉強法を理解して、戦略を立てた上で実践することです。

ここでは、英検®準1級について、試験内容の詳細とおすすめの勉強法を徹底解説します。

1-1. 単語・熟語

英検®準1級のみならず、全級で重要となるポイントが単語・熟語への対策です。準1級ともなると、出題される単語・熟語の数は、2級の5,100語程度から7,500語程度に増加します。一次試験にあたる筆記試験は、全42問のうち25問が単語・熟語に関するリーディング問題です。21問は単語に関する知識が、残り4問は熟語や句動詞についての理解度が求められます。

単語や熟語を覚えるときのコツは、丸暗記しないことです。同じ単語でも文脈によって意味が変わったり、他の熟語と混同しやすくなったりするため、丸暗記は効率的とは言えません。単語や熟語を覚えるときは、ニュアンスの違いも理解できるように、文章ごと覚えることがポイントです。文章の構成を意識しつつ、声に出して読みましょう。ネイティブやバイリンガルの方が言葉を覚えるプロセスに沿って勉強することで、単語や熟語を使いこなせるようになります。

1-2. 文法・長文

長文読解に関する問題は、250語前後の大問が2つです。各大問で3問ずつあり、文中の空所に入る語句を選択肢の中から選びます。出題される長文は新聞記事などからの引用が多く、文系と理系から1トピックずつ選ばれる傾向にあります。

長文問題で必要となる能力が、文法を理解することや、前後の文の論理的な関係性を見出すことです。用意される選択肢が述部、接続詞、接続詞的用法の語句などのため、文法を正しく理解していなければ正答は困難です。

大問2を攻略するための勉強法として、英文解釈が挙げられます。英文解釈とは、文章の中で意味ごとにパーツ分けして読み進める方法です。文章の構造を意識しつつ、意味のあるパーツごとに読むことで、前後の単語や接続表現との関係が理解できるようになります。

1-3. ライティング

ライティングは、提示されたトピックについて受験者自身の言葉で英作文する問題です。提示されるトピックの他に4つのポイントが挙げられており、いずれか2つを選んで記述します。

ライティングの試験では、文法や語彙に加えて全体の構成や内容も評価されます。たとえばトピック内で触れられたことを大まかに解説する程度では、「内容を理解していない」「自分の言葉で書いていない」と判断されかねません。トピックの要点や流れを十分に理解していることが分かる内容で、構成や文法が自然な記述となっている必要があります。

勉強時は過去問のトピックや参考書などの例文を参考に、ひたすら書く練習をしましょう。導入、本論、結論の3ステップを意識して内容を整理してから書くことがポイントです。

1-4. リスニング

リスニングは、第1部から第3部までの全29問で構成されています。筆記試験が約90分、リスニングは約30分の時間配分です。音声は一度のみ放送されるため、聞き逃さないこと、素早く考えて答えることが重要です。

リスニング対策の勉強は、独学時も本番に近い状況で行いましょう。動画など映像で内容をイメージできる教材は避け、音声のみ使用した実践的な練習がおすすめです。

試験は第3部にReal-life形式が用いられており、正答するためには音声を元に正しくテーマや自分の状況をイメージする必要があります。音声のみで状況を把握する練習をすると、Real-life形式の問題でも設問に集中できます。

1-5. スピーキング

英検®準1級における最後の難関が、二次試験にあたるスピーキングです。二次試験は約8分間、英語を使用した面接形式で行われます。面接内容は自由会話、ナレーション、質問や意見の3ステップです。入室後、ウォームアップとして日常会話を行います。

次にイラストが描かれた問題カードが提示され、どのような内容か受験者自身が考えてナレーションします。ナレーション前は、準備時間として1分間用意されます。時間内で英文を組み立て、発音も含めて正確にアウトプットしなくてはなりません。

最後は面接官からイラストに関する質問をされたり、自分自身の考えを問われたりします。スピーキング対策として最も鍛えるべき能力は、文章構成力です。ライティング能力を鍛えた上で、声に出してアウトプットする練習に移りましょう。

2. 英検®準1級の頻出単語

英検®準1級の試験で使用される単語は、7,500程度です。ただし毎回すべて同じ単語が出題されるわけではないため、目安として9,000語程度の単語は覚える必要があります。

単語を勉強するときは、動詞・名詞・形容詞・副詞をバランス良く覚えることがスコアアップのコツです。近年のニュースに関係する単語など、幅広いジャンルを勉強すると試験の長文問題で役立ちます。

英検®準1級に挑戦する上で覚えておきたい頻出単語として、下記の15個を紹介します。

動詞
absorb~を吸収する
decline~が減少する
graze(草を)食べる
inflict~に苦痛を与える
magnify~を拡大する
migrate(動物・鳥が)定期的に渡る
stray道に迷った
名詞
calamity災難
particle粒子
ventilation換気
形容詞
beneficial有益な
enormous巨大な
fragile壊れやすい
副詞
eventually最終的には
intentionally故意に

単語を覚えるときのコツは、定期的に繰り返し復習することです。覚えたつもりでも、復習しなければ時間の経過とともに単語は忘れやすくなります。一定のサイクルで同じ単語を勉強するように、スケジュールを立てましょう。復習するときは、1週間に1回のサイクルがおすすめです。

単語を勉強するときの手順は、下記の通りです。

  • 1. 単語の意味を理解する
  • 2. 声に出して覚える
  • 3. 例文とともに覚える

単語それぞれの意味をイメージしつつ、声に出して覚えます。例文とともに覚えることで、より記憶に残りやすくなります。複数の意味をもつ単語が、どのような用途でどのように活用されているのか理解するためには、前後の文との関連性も参考にすることが重要です。

3. 英検®準1級の頻出熟語

英検®準1級の試験では、混同しやすい熟語にも注意しましょう。たとえば頻出する例として、「on」を使用した熟語が挙げられます。組み合わせる単語や文脈のニュアンスによって、下記の通りさまざまな意味をもちます。

助詞
act on(~のように)ふるまう
bring on~を引き起こす
count on~に頼る
gain praise on~で褒められる
grow on~が募ってくる
keep on~を続ける
look down on~を見下す
take on~を引き受ける
tell on~に言いつける
weigh on~の負担になる

「on」のみでも、「~の上」「~において」など複数の意味があります。上記のように熟語にすると、「on」が含まれているからと言って、必ずしも上に乗った状態を指すとは限りません。

また、同じ熟語であっても、前後の文脈でニュアンスは大きく変わります。他にも「in」や「for」など、組み合わせ方や文章全体のニュアンス次第で熟語の翻訳内容が異なるケースは複数挙げられます。準1級の頻出熟語を勉強するときは、ニュアンスに合った適切な翻訳方法を意識しつつ覚えましょう。

まとめ

英検®準1級の合格を目指すには、効果的な勉強法を理解して戦略を立て実践することが大切です。英検®準1級で出題される単語・熟語の数は、2級の5,100語程度から7,500語程度に増加します。スコアアップのコツは、動詞・名詞・形容詞・副詞をバランス良く覚えることです。

スECCオンラインレッスンでは、ネイティブ講師による文法・会話の基礎学習をバランスよく学べるレッスンや、気軽にオンライン英会話を練習できるレッスンなどがあります。60年の実績に基づくオリジナルカリキュラムで英語を学べるため、英検®準1級の対策をしたい方もぜひECCオンラインレッスンをご利用ください。

併せて読みたい記事

TOEIC®L&Rと英検®のどちらを受けるべき?換算表と違いを解説!

【高校生の英検®対策】おすすめのオンライン英会話とは