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2025年3月10日
比較級は2つのものを比較して「~より…だ」と表現する際に、最上級は3つ以上のものの中で「一番…だ」と表現する際に、原級は2つのものが「~と同じくらい…だ」と表現する際に用いられます。 比較表現は、単語の音節数や語尾の形によって変化の仕方が異なったり、不規則に変化する単語も存在したりするため、最初は少し複雑に感じるかもしれません。 この記事では、比較級・最上級・原級のそれぞれのパターンや使い方、具体的な例文について紹介します。
目次
比較級とは、2つのものごとを比較して、どちらが優れているか、あるいは劣っているかなどを表す文法表現です。英語の形容詞や副詞には比較級という形があり、通常は語尾に「-er」をつけるか、または「more」をつけて作られます。
主に1音節の形容詞や副詞、または2音節であっても語尾が-y、-er、-ow、-leなどで終わる形容詞や副詞に適用される、比較級の基本的な形です。 例文にもあるように、「主語+動詞+比較級+than+比較対象」という形が比較級の基本の形です。比較級を使う際には比較の対象を示すために、than(~よりも)という単語が必要です。
語尾が子音+母音+子音で終わる場合は、最後の子音を重ねて-erをつけます。
また、以下のような一部の形容詞や副詞は規則的な変化をしないので、個別に覚える必要があります。
「more」をつけるパターンは、主に2音節以上で、前述の条件に当てはまらない形容詞や副詞に適用されます。 また、famousやcareful、foolishなど、-ous、-ful、-ishなどで終わる単語は「more」 を使うことが多い傾向です。
英語の最上級とは、3つ以上の物事の中で、ある性質が最も程度が高いことを表す文法です。「~の中で一番…だ」「最も…だ」という意味を表し、比較の対象が3つ以上の場合に用いられます。例えば、「エベレストは世界で一番高い山です」「彼女はクラスで一番賢い生徒です」のように、最高または最低の程度を示す際に使用する表現です。 最上級は、通常は形容詞や副詞の語尾に「-est」をつけるか、または「most」をつけて作られます。また、最上級が示すものは、そのグループの中で「唯一無二」のものであるため、特定のものを指す定冠詞「the」が使われるのが一般的です。例えば「the tallest building(一番高い建物)」のように使われます(※なお「This is my best friend.」のように、最上級が常に「the」を伴うわけではありません。)
主に1音節の形容詞や副詞、または2音節であっても語尾が-y、-er、-ow、-leなどで終わる形容詞や副詞に適用される、最上級の基本的な形です。 最上級を使う際には、比較の範囲を示すためにinやofなどの前置詞句がよく用いられます。
語尾が子音+母音+子音で終わる場合は、最後の子音を重ねて-estをつけます。
「 (the) most」をつけるパターンは比較級と同様、主に2音節以上で、前述の条件に当てはまらない形容詞や副詞に適用されます。
原級は「as+形容詞/副詞の原級+as」の形で作られます。この構文は、2つのものが同じ程度であることを示すために使用されます。形容詞や副詞は比較級や最上級のように形を変える必要がなく、元の形(原級)のまま使用するのが特徴です。
なお、2つのものが同じ程度でないことを示す場合は、「not as/so+形容詞/副詞の原級+as」の形を使います。この場合は、「~ほど…でない」という意味になります。
ECCオンラインでは、原級の作り方についてさらに詳しく解説している記事を用意しておりますので、より詳しく原級について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。 「as~as」の意味と使い方を例文付きで解説!否定や熟語の活用も
英語では、2つのものを比較する「比較級」、3つ以上のものの中で最も程度が高いことを示す「最上級」、2つのものが同じ程度であることを示す「原級」という表現方法があります。比較級は「~より…だ」という意味で、短い単語は語尾に-erを、長い単語は前にmoreをつけます。 比較表現のような文法事項を効果的に習得し、実践で使えるようにするためには、質の高い学習環境が重要です。ECCオンラインでは、100時間以上の研修を受けた質の高い講師陣による丁寧な指導を提供しておりますので、ぜひお気軽に無料体験をお試しください。
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