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2024年9月2日
英語には、2つ以上の異なる意味をもつ単語(多義語)が多くあります。「as」もこうした多義語の一種であり、文脈や前後のフレーズに応じてさまざまな使い方が可能です。長文の英語でasが登場したとき、それがどのような意味をもつのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。 今回は、接続詞としてのas・副詞としてのas・前置詞としてのasの意味と基礎的な使い方を、それぞれ例文とともに詳しく解説します。asの使い方を知って英会話や英文の作成時に役立てるためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
「as」は、接続詞や副詞、前置詞など複数の品詞として機能する多義語です。日本語での読み方は「アズ」で、発音によって意味や品詞が変わることはありません。「アス」と読み間違える方も一定数いますが、アスは「us」と書いて「私たちに~」というまったく異なる意味となることに注意が必要です。 また、asは接続詞だけでも文脈に応じて何通りもの使い方ができます。英語で2文字と非常に短く覚えやすい単語ではありますが、用途をマスターするのは難しいと言えるでしょう。 しかし、asがもつ大枠のイメージとしては「イコール(=)」があります。たとえ品詞の種類が変わっても、「asが結ぶ2つのものはイコール、いわば等価である」と考えれば、その文章の大まかな意図をスムーズに理解できるようになります。 また、接続詞としてasを用いる際の文法をより詳細に理解したいという場合は、asがもつ「イコール」以外の具体的な意味を知っておくことがおすすめです。ここからは、接続詞としてのasの意味と使い方を、例文付きで分かりやすく説明します。
「AなのでB」というように、原因と結果がイコールであることを表す際に使うasです。
例えば1つめの例文では、「She wore a hat」と、「the sun was very strong」をasが結んでいます。すなわち、「太陽がとても強かった」という原因と、「彼女は帽子を被った」という結果がイコール(as)で結び付けられていることとなります。 また、asのほかに原因を表す接続詞として「because」がありますが、asは間接的で補足的な原因や理由を表す際に使われます。becauseは理由を述べることに重点があるときに使われるのが一般的です。加えて、becauseは文頭・文中のどこにでも置ける一方で、asは文頭で使います。
「AをするときにB」というように、時を表す際に使うasです。時を表す接続詞としては「when」が基本となっていますが、asはAとBの動作がほぼ同時に起きているときに使われます。
例えば1つめの例文では、「I opened the window,」と「a bird flew in.」をasが結んでいます。すなわち、「窓を開けた」と「鳥が飛んできた」は時間的にイコールであることが分かります。
「BのようにA」「BのとおりにA」というように、物事のあり方、つまり様態を表す際に使うasです。様態を表す英語表現としては「like」もありますが、likeは接続詞ではなく前置詞であることを覚えておきましょう。
例えば1つめの例文では、「Do」と「I say.」をasが結んでいます。すなわち、「あなたがする行動」と「私が言うこと」がイコールとなることが分かります。 なお、「I say」のようにasの後ろの文章(Bにあたる部分)が省略されている場合は、「~するように」と訳すのが基本です。
「BにつれてA」というように、比例や変化を表す際に使うasです。「比例のas」とも呼ばれており、ときに比較級が文章前後に含まれることが特徴です。接続詞としてのas特有の意味となっています。
例えば1つめの例文では、「you practice more,」と「you will get better at English.」をasが結んでいます。すなわち、「英語の練習量の増加」と「英語の上達具合」がイコールの関係にあることが分かります。
「AにもかかわらずB」というように、逆説を表す際に使うasです。 一般的に逆説を表す接続詞として「although」や「though」を使います。逆説を表す接続詞としてasを使用する際は、「although」や「though」と語順が異なります。
上記は、「although」や「though」を使った逆説の文章から、asを使った逆説の文章に変換した例文です。 asを使用した例文は、ビジネスシーンにおけるプレゼンテーションやスピーチ、さらにエッセイなどで使用されるようなフォーマルな表現パターンとなります。カジュアルな表現パターンが好まれる家族や友人との一般的な日常会話では、主に「although」や「though」が用いられることも覚えておきましょう。
接続詞としてのasにはいくつかの意味があり、さまざまな使い方ができます。しかし、asは接続詞だけでなく副詞としても用いることが可能です。 副詞としてのasは、「as A as B」というように、asがAとBの前に合計2つ出ることが特徴で、「Bと同じくらいA」という意味になります。
例えば「He(彼)」が主要な対象となっている1つめの例文では、Aに「tall(背が高い)」の形容詞、Bに「his father(彼の父親)」の名詞句が入っていることから、彼と彼の父親の背の高さがイコールであることが分かります。
「as~as」の意味と使い方を例文付きで解説!否定や熟語の活用も
asは前置詞としても用いられます。前置詞としてのasは「A as B」という形で使うことが基本で、「AをBとして」という意味をもちます。
例えば「He(彼)」が主要な対象となっている1つめの例文では、Aに「works(働く)」の動詞が、Bに「a teacher(教師)」の名詞句が入っていることから、彼と教師がイコール関係にあることが分かります。
asは接続詞や副詞、前置詞など複数の品詞として機能する多義語です。特に接続詞としてのasには複数の意味があり、文脈に応じて使い分けられることが特徴です。 asがもつ大枠のイメージはイコールであることさえ理解しておけば、asが出てくる英文をある程度理解できます。しかし、話し手の意図をより詳細に理解するためには、具体的な意味をしっかりとマスターしておくことがおすすめです。 「ECCオンライン」では、日本人学習者向けのオリジナル教材をもとにレッスンを行っております。クオリティの高い講師が徹底的にサポートするため、英会話初心者の方でも安心して受講できます。2回までの無料体験レッスンも行っておりますので、英語スキルを高めたい方はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
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