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2025年5月26日
英語を学んでいると、アメリカ英語とイギリス英語って何が違うのか、疑問に感じたことのある方もいるのではないでしょうか。アメリカ英語とイギリス英語は発音やスペル、使われる単語、文法の一部にまで違いがあり、特に海外留学やビジネスで英語を使う予定がある方は、それぞれの特徴を知っておくことで、戸惑うことなくスムーズに対応できます。 当記事では、アメリカ英語とイギリス英語の違いを整理し、どちらが学びやすいか、選び方のポイントを解説します。
目次
アメリカ英語とイギリス英語は、どちらも「英語」という共通言語でありながら、発音・スペル・文法・使う単語などさまざまな面で違いがあります。この違いは、歴史的・地理的・文化的な要因によって徐々に生まれたものだと言われています。 アメリカは18世紀に独立後、独自の言語標準化として英語の綴りの簡略化が進められ、また他国からの移民が多く、多様な言語の影響を受ける環境にありました。一方で、イギリス英語は11世紀にフランスのノルマンディー公ウィリアムが征服したことで、フランス語の影響を受けています。イギリスでフレンチスタイルの言語やスペルの使用が流行ったという歴史もあり、アメリカ英語とイギリス英語は互いに変化していきました。 以下では、実際にどのように違うのか、アメリカ英語とイギリス英語の主な違いを項目ごとに紹介します。
日本人の苦手な「R」の発音をアメリカ英語では舌を巻くように発音し、イギリス英語では控えめに、または発音しないなど、互いの言語の発音には大きな違いがあります。以下に主な違いをまとめました。
また、「can」などの語も違いが見られ、アメリカでは「キャン」「キャーン」と強調される一方、イギリスでは「カン」と平坦に発音されます。聞き慣れていないと戸惑うこともありますが、聞いていると徐々に慣れてくるでしょう。
アメリカ英語とイギリス英語では、同じ意味を持つ単語でもスペルが異なる場合があります。主に語尾の表記や母音の有無に違いが見られ、それぞれの国で定着した慣用表記のためどちらが間違いということはありません。文章を書く際は、目的や読み手に応じて使い分けるとよいでしょう。違いは下記のようなパターンに分けられます。
アメリカ英語とイギリス英語は、話す内容は同じでも、文の形や単語の使い方が少しだけ違います。たとえば、動詞の「〜した」という過去形が変わることがあります。アメリカでは「I learned English.(英語を習った)」のように -ed を使いますが、イギリスでは「I learnt English.」のように -t を使うことがよくあります。
「チーム」や「バンド」などのグループを表す言葉の扱いも違います。アメリカでは1つのまとまりとして考えるので、「The team is strong.(チームは強い)」となります。しかし、イギリスではチームのメンバーそれぞれを意識するため「The team are strong.」と複数形の動詞を使うこともあります。 過去のことを言うときの表現も少し違います。たとえば「もう夕ご飯を食べたよ」と言いたいとき、アメリカでは過去形で「I ate dinner.」となり、イギリスでは現在完了形「I have eaten dinner.」のほうがよく使われます。 また、「get(手に入れる)」という動詞も、アメリカでは「gotten」、イギリスでは「got」を使います。「He has gotten better.(彼は良くなった)」はアメリカの言い方で、「He has got better.」がイギリスの言い方です。
アメリカ英語とイギリス英語では、使う単語そのものが違うこともあります。たとえば、「クッキー」や「ポテトフライ」など、日常でよく使う言葉でもアメリカとイギリスでは別の単語が使われています。よく使われる語の違いを一覧にしました。
アメリカ英語とイギリス英語は、いずれも基本的な文法や語彙の構造に大きな違いはなく、難易度としてはほぼ同程度といえます。そのため、どちらが簡単かは一概には判断できません。 ただし、発音の観点ではイギリス英語のほうが取り組みやすいと感じる日本人も少なくありません。アメリカ英語に多く見られる「R」の発音は、日本語にない舌の動きを必要とするため、慣れるまでに時間がかかります。一方で、イギリス英語では語末や子音の前の「R」が発音されない場合が多く、比較的発音しやすい傾向があります。 一方、学校教育やメディアで触れる機会が多いのはアメリカ英語であり、日常的に耳にする機会が多いという点では、アメリカ英語のほうが親しみやすいと感じる方もいます。
アメリカ英語とイギリス英語、どちらを学ぶべきか迷った場合は、目的や学習環境に応じて選ぶのがおすすめです。以下のようなポイントに注目すると、自分に合った英語のスタイルが見えてきます。
どちらを選んでも英語力が身につくことに変わりはありません。自分にとって楽しく、続けやすいと感じる方を選ぶことが大切です。
アメリカ英語とイギリス英語は、共通の英語でありながら、発音やスペル、文法、語彙にさまざまな違いがあります。どちらが優れているというわけではなく、それぞれの国の歴史や文化の中で自然に発展してきたものです。発音しやすさを重視するならイギリス英語、親しみやすさや学習環境を重視するならアメリカ英語を選ぶのも良いでしょう。 ECCオンラインでは、フィリピン人講師やアメリカやカナダ、イギリスなどのネイティブ講師、また日本語対応も可能なバイリンガル講師が在中しています。発音を重視したい方はネイティブ講師、文法やニュアンスの確認をしたい方は日本語対応のバイリンガル講師など、学習スタイルに合わせて柔軟にレッスンを受けられるのが魅力です。
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