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2024年8月5日
InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどさまざまなSNSで「ミーム(meme)」という言葉が度々使われています。しかし、ミームは海外で生まれた造語のため、具体的にどのようなことを指しているのか分からないという方も、中にはいるのではないでしょうか。 当記事では、ミームの具体的な意味と語源、また英会話でのミームという言葉の使い方を紹介します。海外と日本で人気のミームも紹介するため、気になるものはぜひ調べてみてください。
目次
ミームとは、SNSやWebサイトなどを通して拡散され、話題となった文章や画像・動画などのコンテンツそのものや、そのコンテンツが拡散・改変される現象を指します。 ミーム(meme)は、主にインターネット上で使用されるスラングです。イギリスの進化生物学者であるリチャード・ドーキンス氏による造語「meme」に由来する言葉であり、本来は次のような意味・概念を持っています。
【ミーム(meme)の意味】
このように、ミームという言葉には、「あるものが人々の間に広く伝わっていく」というニュアンスが含まれています。この意味が転じて、インターネット上で広く拡散されたネタ要素の強いコンテンツを「インターネットミーム」または単に「ミーム」と呼ぶようになりました。
「ミーム」は単独で用いられる場合も多い言葉ですが、「ミーム」から派生した関連用語もいくつか存在します。ここでは、ミームに関連する代表的な用語を3つ紹介します。
【ミームに関連する用語】
「ミーム(meme)」は英語の文章・会話において、数えられる名詞(加算名詞)として使える言葉です。下記の例文を参考に「meme」という言葉の使われ方を確認し、実際に英語の文章・会話の中で使えるようにしましょう。
海外発祥のミームには人気の高いものや有名なものも多く、一方で日本での知名度が高いコンテンツも少なくありません。コーラの中にメントスを入れる「Menthos Cola」や、汎用性の高いWebコミックシリーズ「Rage Comics」を知っている方も多いでしょう。 ここでは、上記以外のミームのうち、特に人気・有名な海外発祥のミームを4つ紹介します。
「SCP Foundation(SCP財団)」は、海外の投稿型SFホラーサイトのことです。 このサイトは、投稿された架空の超常的な出来事(オブジェクト)を確保(Secure)・収容(Contain)・保護(Protect)することを目的として運営されています。サイト本体だけでなく、投稿されたオブジェクト(SCP)もミームとして扱われており、継続的に新たなミームが生み出されています。
「Doge(ドージ/ドッジ)」は、日本の柴犬「かぼすちゃん」の絶妙な表情が話題になった際に発生したミームです。Dogeは本来「犬のネタ画像」を指す言葉でしたが、かぼすちゃんの写真の投稿を機に爆発的なブームへと発展しました。 Dogeのミームは、人間が勝手に犬の感情を想像し、画像の周りにキャプションを付けて使用されるのが一般的です。この他、SNSのアイコンとして使用されたり、仮想通貨のモチーフとなったりと、さまざまなシーンで使用されています。
「Pepe the frog(カエルのペペ)」は、アメリカの漫画「ボーイズ・クラブ」に登場するカエルのキャラクターがミーム化したものです。「feels good man(気持ちいいぜ)」と発言した場面がインターネット上で使用・拡散されたことで広く知られるようになりました。 しかし、2008年頃からネタが徐々にエスカレートし、2015年頃にはヘイト活動に使われる事態に陥りました。現在も使われることがあるものの、原作者は一連の状況に心を痛め、自らの手で自身の創作物であるぺぺを原作から葬り去っています。
「Prairie Dog Scream(絶叫するプレーリードッグ)」は、動画内のマーモットの鳴き声を人間の絶叫する声に差し替えたネタ動画です。2015年に投稿された動画がミーム化したもので、SNS上で世界中に広く拡散されました。 日本では「絶叫するビーバー」、海外では「Prairie Dog Scream」とも呼ばれていますが、実際はビーバーやプレーリードッグではなくマーモットというリス科の動物です。 「Prairie Dog Scream」は日本でも認知度が高く、尊さに溢れるコンテンツに対し、言葉に表せないほどの感情の昂りを表現する目的で用いられることが一般的です。また、2024年に日本で流行した「猫ミーム」に登場する場合もあります。
日本で使われるミームにも有名なものが多数存在します。「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた「だが断る」、「鋼の錬金術師」が元になった「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」など、漫画から生じたミームも少なくありません。架空の出来事である「鮫島事件」を知っている方も多いのではないでしょうか。 ここでは、上記以外のミームのうち、特に近年日本で人気・有名なミームを4つ紹介します。
「猫ミーム」とは、猫をメインとする複数の短いネタ動画・おもしろ動画を組み合わせ、字幕や音楽などを付けた動画のことです。SNSの1つであるTikTokが発祥と言われていますが、InstagramやX(旧Twitter)でも広く使用されています。 猫ミームには、猫たち以外に犬やヤギなどのミーム素材もあり、投稿者の日常ネタを再現するのによく使われます。批判的・攻撃的なコメントが付きにくい傾向があり、疲れることなく投稿内容を閲覧できる点も、注目を集めた理由の1つと言えるでしょう。
「5000兆円欲しい」は、イラストレーターのケー・スワベさんがSNSに投稿した画像を起源とするミーム画像です。投稿主の欲望をそのまま表現したロゴ画像ですが、現実離れしつつも中途半端な金額、力強い文字デザイン、白背景というシュールな特徴が大きな話題となりました。 「5000兆円欲しい」の画像は、商用利用以外であればコラージュなどでの使用も許可されています。画像を作成するためのアプリや無料ツールも開発されており、気軽にミームを楽しめることも人気のポイントです。
「宇宙猫」とは、宇宙の画像を背景に、思考停止状態で驚いた表情の猫などの写真がコラージュされた画像です。可愛い猫と壮大な宇宙というシュールさがSNS上で話題になりました。 「宇宙猫」の画像は、自身が理解できない出来事や思考・行動を目にした際に、その心境を表す目的で使用されることが一般的です。画像と同様の意味を持つ「宇宙猫顔」というネットスラングも誕生するなど、インターネット界に大きな影響を与えたミームと言えるでしょう。
「踏めば助かるのにロボ」とは、中学校の歴史の資料集に登場したロボットのキャラクターがミーム化したものです。絵踏ができず処刑された江戸時代の隠れキリシタンに関するエピソードに対し、「踏めば助かるのに」と意見しているロボットの画像が元になっています。 この発言は読者の考えを促すことを目的としたものですが、その辛辣さやシュールさからSNS上で大きな話題となりました。汎用性が高く、改変・コラージュしやすいことも広く拡散された理由の1つです。
ミーム(meme)はもともと、イギリスの進化生物学者であるリチャード・ドーキンス氏が生み出した造語「meme」から来ています。あるものが人々の中で伝わっていくというニュアンスがあり、話題となった画像や動画がネット上で広まっていく様を「インターネットミーム」とも呼ばれています。 ミームは日本・英語圏問わず、SNSを活用する現代において話題となることが多いため、気になるものがあればチェックしてみるのがおすすめです。 ECCオンラインでは、英語学習はもちろん、ネイティブの講師から海外のリアルな情報が得られるのもメリットです。英語学習をしながらネイティブとの会話の中で、海外で流行しているコンテンツをぜひ訪ねてみてください。
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